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小説の書き方まとめ|初心者向け基本講座

小説の書き方まとめ|初心者向け基本講座

小説の書き方 – 目次

> はじめに(小説を書く手順)
> 初心者のための小説の書き方【入門講座】
> キャラクター設定 – 徹底解説マニュアル
> 小説の演出技法録 ~レトリック入門~
> 文章表現力を上達させる練習法まとめ!
> 小説の書き方ルール・作法をチェック!
> スランプ・凝り性・伸び悩みへの処方箋
> 電子書籍・kindleの売り方-完全ガイド
> 初心者におすすめの参考書・書籍リスト
> 小説・創作ネタの宝物殿
> お悩み掲示板|作家のQ&Aコーナー!

 

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<よく使う出版用語一覧>

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■ はじめに

 

はじめまして。『作家の味方』の管理人

らぴ(@kazakiribana2)と申します。

 

小説を書き始めてみようと思い立ったのはいいけれど、一体何から始めれば良いのかわからない。

 

だれも教えてくれそうな人が周りに居ない。そういった状況下にいる初心者の方も、残念ながら未だ多いようです。

 

私自身、かれこれ13年ほど小説を読んだり書いたりしてきましたが、体系化されたノウハウが掲載されているサイトと巡り合うことは、遂にありませんでした。

 

そんなわけで、自身の13年間に及ぶ執筆経験と1,000人にも登る小説家さん達からの貴重な意見を頂き、丸一年かけて研究した知識を体系化してみました。協力して頂いた方々、本当にお世話になりました。

 

そんなエッセンスを小説を初めて書く超初心者でもわかるように噛み砕いて、ココに書き残しておこうと思います。

 

ここからは、小説を書く際の大まかな順番について簡単にお話していきます。

 

小説の書き方は5ステップ

 

小説を書こうとすると、必ず2つの作業が発生します。それは「物語を創造する作業」「文章によって、それらを表現していく作業」です。

 

そして「物語を創造する作業」と「文章によって、それらを表現していく作業」には、それぞれ幾つかの工程があります。つまり、次の合計5ステップを順番に経ることで小説は生み出されることになるのです。

 

<小説を作る5つのステップ>

1. 設定を練る>2.想像を膨らませる>

3. 編集する>4. 文章に書き起こす

5. 表現を洗練する>完成

 

厳密に言えば、手戻りを繰り返しながら前に進んでいくことには成りますが、どんな作家さんも概ねこのような手順を辿っていくことになるでしょう。

 

それぞれの工程で必要になる技術やコツもバラバラになってきます。ここからは説明を簡単にするため、各工程に分解してみていくことにしましょう。

 

Step.1 設定を練る

 

小説は基本的に世界観・物語(プロット)・登場人物(キャラクター)・読者に伝えたいこと(コンセプト)の4つの柱から構成されています。

 

ステップ.1では、それらの設定を自分の好きなように決めていきましょう。決める順番は自由ですが、もし何から決めれば良いのかわからないのであれば、キャラクターから作ることをオススメします。

 

なぜなら、「世界観」はキャラクターというレンズ越しに見た世界の観方のことですし、「物語」はキャラクターが動いた瞬間に生み出されるものだからです。

 

面白くなるかどうかは別ですが、結局のところキャラクターの設定さえしっかりと練り込んでおけば小説というものは十分に書き始めることができます。

 

「キャラクターの設定方法」については、半年の歳月をかけて以下の記事にまとめておきました。これさえ読み込んでおけば、高額なセミナー費用も専門学校の教室で行われる授業も不要でしょう。

 

キャラクター設定の基礎まとめ!~キャラクターの作り方を徹底解説~

みなさんが好きな小説について、何故好きになったのかを考えてみると興味深いことがわかります。そのうちの一つとして、よく耳にするのが「キャラクターが魅力的だったから」というもの。このページには、そういった物語の登場人物たちに血を通わせるエッセンスが……。おっと誰か着たようだ。

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一方、「ストーリーを巧みに組み上げる方法」については、以下の記事を参考にすると良いでしょう。

 

これを読めば、冒頭で述べた4つの設定たち(世界観・物語・登場人物・読者に伝えたいこと)を決めておくことが、大切な理由がよくわかるはずです。

 

起承転結それぞれの意味をわかりやすく解説!~小説における起承転結の使い方~

ストーリーを作る際、最も典型的なフレームワークとして「起承転結」というものがあります。必ず使う必要はありませんが、守破離と言う通りストーリーの基礎である起承転結を知っておくと各設定の役割を俯瞰的に見る目を養うことができます。最も簡単な物語の作り方が、この起承転結というフレームワークです。

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また、もし世界観を設定するのであれば「世界観が果たす役割」について知っておいて損はないでしょう。あまり知られていませんが、小説の売れ行きに最も大きく関わるのが「世界観の設定」と言われています。

 

小説における世界観の作り方! ~世界観が作品に果たす役割とは~

世界観の設定は、「凝り過ぎ」か「粗過ぎ」と作品によって偏っている傾向が見られます。凝りすぎて読者を置いてきぼりにしてしまったり、粗すぎてご都合主義になってしまったり。それらを防止するためには、世界観の果たす役割を知っておくことが大切です。今回は……

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そして、初心者を既に脱しているという方には、ここで一つだけ注意してほしいことがあります。それは「読者に伝えたいこと(コンセプト)」の決め方についてです。

 

キャラクター設定や世界観の設定、ストーリーは、思う存分趣味で決めるといいでしょう。しかし、読者に伝えたいことだけは「決めるもの」のではなく「探すもの」です。

 

考えすぎも良くないですが、執筆のモチベーションにも大きく関わってくるので「自分は一体読者にどんな顔をして読んでもらいたいのか?」

 

念頭に置いておくと、売れる小説へのステップアップが望めるようになるでしょう。

 

また、「ジャンル」と「小説の種類」についても、ステップ.1で決めてしまいましょう。

 

作品の中身を決めるのだけであれば先述した4つの設定でおおよそ事足りるのですが、それをどういった形で表現したいのかを決める部分が「ジャンル」と「小説の種類」です。

 

大衆受けするジャンルで勝負するのか、コメディといった持ち前のジョークスキルで勝負したいのか、深い考察を楽しませる推理の構成力で勝負がしたいのか。まずは、自分が一番好きなジャンルを選べばそれで良いと思います。

 

そういうわけで、以下の2つの記事では「そもそも、小説にはどんなジャンルが存在しているのか?」という所をサクッと一覧で見れるようにしておきました。参考にしてみてください。

 

※ただし、必ずしも1作品にジャンルが1つというわけではないことに注意してください。

 

▼世界観から見たジャンル分け

次にチャレンジしたい世界観はどれ?世界観から観た小説のジャンル一覧!

「ジャンル」はザックリとだけ決めておくのがコツです。また、1つの作品にジャンルは1つ、なんていうルールは存在していません。好きを詰め込みましょう。ラブコメだって「ラブロマンス」+「コメディ」ですからね。何も問題ありません。また、「ジャンル」自体にも種類があります。世界観を着眼点としたジャンルや、物語を着眼点としたジャンルといった感じです。この記事では、世界観に着目したときのジャンル一覧と位置関係を示しておきました。

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▼読者に伝えたいコンセプトから見たジャンル分け

小説のジャンル一覧!「読者に伝えたいこと」を基準にしたジャンル分け!

上記の記事では、カバーしきれていない「読者に伝えたいこと」といった着眼点でもジャンルわけをすることができます。もしかすると、こちらの方が馴染みのあるジャンル名が多いかもしれませんね。というわけで、一緒にみていきましょう!

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ステップ.1の最後になりますが、「小説の種類」もここで決めておきましょう。

 

小説の分類方法は多種多様ですが、ここを決めておくと主に「売り込む読者層」「物語の終わらせ方」「参考にすべき作家さん」が決まってきます。

 

詳しくは、以下の記事に任せることにしようと思うのですが、これが原因で物語の終盤になってから「どうやって物語を締めくくればいいのかわからない!」と完結できずに困っている方も散見されます。

 

最初の段階で、決めておかないと後で痛い目をみることになり兼ねないので十分注意したいポイント(盲点)の一つです。

 

▼小説の種類をあらかじめ決めておくべき理由

小説の種類決めが完結できるかを左右する!?~小説の種類をあらかじめ決めておくべき理由~

小説にも様々な分類方法があり、それぞれに独自の書き方や傾向・学習方法というものが存在しています。意外と知られていないようですが、小説の種類を事前に決めておくと物語の完結がスムーズになります。完結時に「終わらせ方がわからない!」と嘆かないで、済むようにしっかり対策をしておきましょう!

≫ この記事を読む   

 

Step.2 想像を膨らませる

 

ステップ.2では、想像を膨らませて作品に好きな場面やエピソードを目一杯詰め込んでいきましょう。

 

ステップ.1の設定も重要ではありますが、設定だけではどうしてもキャラクターは空っぽの人間(または、得体の知れない人物)となってしまいます。

 

キャラクターと共に過ごした時間が短いのですからある意味当然のことでしょう。

 

一方で、書籍化している作品には必ずと言っていいほど、キャラクターに共感させられる場面が登場してきます。

 

キャラクターの振る舞いを見ていて「あ~、そういうこと考えるよね」とか「もう少しだけ私も頑張ってみようかな」、「(やりたいとは思うけど)よくやるなぁ(笑)」と思ったことはありませんか?

 

そういった場面こそ、私たちの心を刺激するものです。

 

良作を作るにあたってあらゆる文献を探ってみても最終的にはどれも、この『共感・感情移入』こそが感動や喜怒哀楽を読者に与える最強の武器になるという指摘で幕を閉じています。

 

しかし、どうでしょう? 手元にある空っぽの人間(もといキャラクター)の中は文字通り心の中が『空っぽ』か『未知』ですから『共感』なんて出来るはずがないのです。共通するものがそもそもないからです。

 

だったら、キャラクターに魂を込めよう

 

わかりやすくするために演劇を例に取って説明していくことにしましょう。

 

あなたは面接で、ある程度自分の望んだスペックの役者を採用することが出来ました。しかし、最初の収録で彼とあなたは、まだお互いのことをあまり理解できていません。

 

彼の魅力を最大限に引き出すためにはどうすればいいでしょうか?

 

この問題に対する答えは単純明快で、演技の回数を重ねてお互いを理解し合えば良いのです。

 

ここに来て私達は、ようやくステップ.2でやるべきことに辿り着きます。

 

キャラクターに何かしら演技をさせて、キャラクターの反応に関して想像を膨らませること(ステップ.2の作業)こそが、キャラクターに魂を込めていく作業になるということです。

 

というわけで、当サイト『作家の味方』内にはキャラ育成ダンジョンという練習場を設けておきました。

 

『キャラ育成ダンジョン』では、様々なシチュエーション(場面)を用意し、それに対するキャラクターの反応をストーリー形式と問答形式でみていきます。

 

設定だけでは、作者ですら知らなかったキャラクターの新たな側面を洗い出すこともできません。

 

なので、実際にキャラクターをあらゆるシチュエーションに放り込んでみて、「どんな顔をするのか?」「どんな反応をとるのか?」事前に理解してあげておくと、共感をもたらしてくれる魅力的なキャラクターとなることでしょう。

 

キャラクター育成ダンジョン

上ではキャラクターのことを深く知ることこそが、魅力的なキャラクター設定を創作する最短にして唯一の道であるということを述べました。そして、キャラクターのことを深く知る機会を設けようということで誕生したのが、当サイトの『キャラ育成ダンジョン』です。執筆の息抜きだと思って、楽しみながら作品をより良いものにしていきましょう。

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Step.3編集する

 

ステップ.2を終えれば、更に場面や演出を選りすぐっていきましょう。これがステップ.3の『編集』と呼ばれる工程です。

 

多くの作家さんにとってこの『編集』という工程は、快感と苦痛を伴います。というのも、ステップ.3に入ると『設定』は必ずしも私たちが決めるものではなくなってしまうからです。

 

わかりやすくするために、もう一度演劇を引き合いに出すことにしましょう。

 

ステップ.1で、作者は劇を作るために舞台を用意し(世界観を設定し)、役者を採用し(キャラクターを設定し)、戯曲・脚本を用意します(ストーリーとプロット、作品の結末を決めます)

 

そして、ステップ.2で一度劇の練習が始まると作者の意思に関係せず劇は動き始めます。とはいえ、作者はこのままでは黙っていないですよね。

 

時には役者に『指示』を出し、脚本に赤ペンをいれて場面を調整、場合によっては舞台設定を見直すこともあるでしょう。これがステップ.3(編集段階)の状態です。

 

つまり、「ダメ出し」や「奇跡的な展開」が同時多発的に出現するのです。

 

編集のコツは、読み手から「いいね」と思われるポイントを増やし「よくないね」というポイントを減らすことです。

 

これは電撃文庫の某編集長さんの発言から学んだことなのですが、リバースエンジニアリング手法に似たものを感じました。

 

リバースエンジニアリング手法とは、競合の製品を分解して調査することで他社の強みを取り込み、弱みを突き止めて差別化を計るというものなのですが、小説においても同じことができます。

 

つまり、ヒット作品から物語が何故人気になったのかを考察し取り入れ、下手な作品を反面教師に同じ過ちを犯さないようにしましょうということです。

 

これをするためには、多くの良作に触れることが大切です。というわけで、ヒット作品や文豪の作品から「いいね」ポイントを学ぶことにしましょう。

 

夏目漱石 作『こころ』/『吾輩は猫である』を読み解く!|日本文学から学ぶ小説の書き方Series.1

夏目漱石や中島敦といった文豪と呼ばれる方達は、私たちからすれば大大大先輩です。ここから学ばない手はないでしょう。時代錯誤な表現やトリックもありますが、人の心を掴む普遍的なものも中には存在してます。日本文学というと堅苦しさを感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、高校生や中学生でもわかりやすいように解説しておきました。知っておくと国語の授業が楽しくなるかもしれませんね!

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ステップ.1とステップ.3は混同しない

 

ステップ.3「編集する段階」で、ステップ.1「設定を練る段階」の作業をしてしまっている方も散見されますが、かなり危険な行為なので要注意です。

 

ステージ.1とステージ.3を混同してしまうと、結果的にキャラクターに嘘をつかせてしまうことにもなり兼ねないのです。

 

少し難しい問題なので、もう一度演劇で例えることにしましょう。

 

ステップ.3の段階では、役者は意思を持って動いています。しかし、ステップ.1のように『設定』をしてしまうと、設定という名の命令をキャラクターに押し付けてしまうことになります。

 

一見すると上手く帳尻を合わせることもできますが、作品のあらゆる節々に後々しわ寄せを受けるので気を付けてください。

 

最悪の場合、取り返しの付かない矛盾を抱えて完結できなくなる恐れも出てきます。十分意識しておきましょう。

 

このように、『編集』という工程は作品へ甚大な影響をもたらします。

 

ちなみに、小説が『売れる小説』となるか『売れない小説』となるかの差も、この工程に出てきやすい傾向があります。

 

それについては、以下に考察をまとめておきましたので参考にしてみてください。

『売れる小説』と『売れない小説』の違いとは?

絶賛していた作品が日の目を浴びることなく埋もれてしまっているのを見て悲しくなったり、別にうまいわけでもないのに大ヒットしている作品を見て、理不尽さを感じたことはありませんか?もちろん、運もあるのかもしれませんが深く考察していると確かに見えてくるものもあったりします。このページでは……

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長文で読むのが辛くなってきたという方もいらっしゃると思いますが、お付き合い頂きありがとうございます。普通に嬉しいです(笑)

 

Step.4 文章に書き起こす

 

続くステップ.4では、実際に筆を動かしていくことにしましょう。

 

小説の書き方には、幾つかのルールが存在しています。「やってはいけないタブー」や「注意しておきたい決まり事」があるのです。

 

正しい原稿用紙の使い方を知らないがために、無意識にルールを破ってしまっていたことが原因で公募に落ち続けていたという作家さんも実在していました。損しないように、しっかり押さえておきたいですね!

 

小説の書き方における基本作法・ルール|校正用チェックリスト&動画付き!

ケータイ小説を始めとして、web小説やチャット小説が普及したことで文章作法が必ずしも守られなくなってきました。しかし、レーベル(出版社)での公募やイベントでは、基礎的なルールは守って当たり前と言われています。西暦といった年号(日付)/数字/単位/英単語(またはローマ字・英字)の原稿用紙上での取り扱いは特に注意が必要です。

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さて、小説の書き方におけるルールをマスターし終えたら「次はひたすら鍛錬だ!」と意気込むのも良いでしょう。

 

しかし、知っておくだけで文章力に差が出てくる禁書のような知識も存在しています。

 

「レトリック(修辞技法)」「日本語文法」といった知識たちです。

 

以前、ツイキャス(=ツイッターというSNS上での生放送ラジオ配信)で、その解説を配信したことがあるのですが盛り上がったトピックでした。

 

自分の新たな可能性に気付いてテンションをあげたいのであれば、読むのをオススメしておきます。

 

詳細は以下の記事にまとめて置きました。少しでも参考になれば幸いです。

 

レトリックの意味と種類まとめ! ~小説家のためのレトリック講座~

レトリック(修辞技法)とは、作品にメリハリを作り出したりするときに大切な演出などを文章で作り出してくれる「必殺奥義」のようなものです。例としては、比喩(ひゆ)・擬音語(オノマトペ)・韻文(文にリズムを作り出す技術)などがあります。次は一体どんなテクニックで読者を魅了してやろうか?そんなことを考えながら使いこなしていけるとベストだと思います!

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Step.5 表現を洗練する

 

さて、長い旅行となりましたが、お疲れさまです!最後は、作品全体を見渡し、表現を洗練する過程に入っていきましょう。

 

表現を洗練するというのは、つまり「推敲(すいこう)する」ということです。

 

とはいえ、日常生活で推敲(すいこう)なんて言葉を使う機会に恵まれている方は少ないようです。ましてやプロの推敲を毎日のように見てきたぜ!なんて人は稀でしょう。

 

というわけで、「推敲の意味」と「プロ直伝の推敲パターンと実例たち」を書き残しておきました。校閲(こうえつ)や校正(こうせい)についても触れているので、興味があればご覧ください。

 

推敲とは?|わかりやすい例文で推敲の意味とやり方を徹底解説!

推敲(すいこう)がなされた作品と、そうでない作品とでは完成度に雲泥の差がうまれます。推敲されていない作品がダイヤの原石だとすれば、推敲された作品は数億円の価値を持つダイヤの指輪といったところでしょうか。同時に、推敲のし過ぎで完璧主義に陥らないためのルール創りも大切です。磨きすぎて、ダイヤがなくなってしまわないように気をつけましょう。

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さて、推敲をしたことがあるという方であればわかるかと思いますが「文体」についての理解があると度々助けられることがあります。

 

作者は文章を改善(推敲)しようとするとき、多くの感想を受け取ります。作者はその後、それらを取捨選択していくのですが「読者のニーズに答えるべきか?好きを貫くべきか?」という問題と常に隣り合わせになるのです。

 

こういったとき「自分が一体どういう書き方がしたいのか」という所をザックリ決めてくれる「文体」についての理解を深めておくと取捨選択の指針となってくれます。

 

文体とは何か?~よくわかる文体論〜

文体(ぶんたい)とは一体何を指している言葉なのでしょうか?辞書で調べても「文章・散文のスタイルのこと」としか書かれていません。何のために存在していて、具体的にはどんなモノのことを指すのか?小学生にでもわかるようにまとめておきました!

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まとめ

 

まとめです。ここまで、あれこれと膨大な知識たちを展開してきましたが、ひとまず「小説は5つのステップで作るんだなぁ」ということだけ覚えて帰っていただければ十分です。

 

<小説を作る5つのステップ>

1. 設定を練る>2.想像を膨らませる>

3. 編集する>4. 文章に書き起こす

5. 表現を洗練する>完成

 

この記事で最も伝えたかったことは0から1を作り出すクリエイターとして「広い視野」を持って大いにはしゃいで欲しいということです。

 

あとは練習あるのみです。「小説の書き方」というのは十人十色で、ここに書いていない書き方だって当然のようにあることでしょう。

 

以下の記事には、そんな十人十色の練習方法をまとめておきました。

 

小説の練習方法まとめ!~文章表現力を上達させる本格的なトレーニング6選~

小説の練習方法は、本当にたくさんあります。耳が痛いかもしれませんが、どんな練習方法を行うにしても目的意識を持ってやることが大切です。というわけで、磨きたいスキルと目的別に訓練メニューを用意してみました。勉強や座学よりもずっと面白い練習方法があなたにも見付かるかもしれません。

≫ この記事を読む 

 

最後に、ここまでを読んで「わたしは小説が書きたいわけではないかもしれない」と思った方には、エッセイを書き残しておきます。

 

あなたは本当に小説が書きたいのでしょうか?

アニメといった映像作品に触れて物語を創ってみたくなったけど、形に出来そうなのが小説だけだったという人も少なくはないはずです。しかし、それすらも「まやかし」に過ぎません。重要なのは……

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当サイト『作家の味方』では、これ以外にも小説の売り方や執筆スランプ脱却法、執筆に便利なアプリやソフト・ツールのご紹介、インスピレーションを高める創作ネタの提供、出版業界の近況など。

 

創作に携わる方々に役立つ情報を毎週配信中です。「書評」や「DMグループでの創作談義」を始めとした交流型イベントも度々開催しています。そのときは、仲良く小説について語り合えれば嬉しいです。

 

また、ページ最下部にはここまでの話よりもう一段突っ込んだ初心者向け講座の目次を用意しておきました。

 

Lecture.1から順番に読むのも良し。気になったところだけ読むも良しです。一人でも多くのクリエイターさんの役に立てれば幸いです。

 

それでは、またどこかでお会いしましょう!あなたの創作ライフに追い風を!

 

–  presented by らぴ  –

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■ 最低限知っておきたいこと
Lecture.1 小説を作り出すための基本知識
Lecture.2 面白い物語の作り方【入門編】
■ 文章を整える技術
Lecture.3 テンポが良く読みやすい文章
Lecture.4 引き込まれる文章は接続詞が違う
Lecture.5 小説家のための日本語文法基礎
Lecture.6 推敲とは?「てにをは」について
■ 上手い言い回しの作り方
Lecture.7 ワンパターンな文末への対処法
Lecture.8 語彙力を付ける訓練方法
■ 小説家として意識しておくと良いこと
Lecture.9 小説という媒体の持つ強み
Lecture.10 価値のあるコンテンツとは?
Lecture.11 読書感想文・批評文の書き方
Lecture.12 小説家が書く以外で出来る事
■ 小説家が悩みがちなポイント
Lecture.13 プロットからの脱線
Lecture.14 人称と視点の移動方法
Lecture.15 創作ネタが浮かばないとき
Lecture.16 書き出し方と終わり方
Lecture.17 スポーツ描写と戦闘描写
Lecture.18 筆が止まりやすいポイント
Lecture.19 場面転換のコツ
Lecture.20 方言を扱いたいとき
Lecture.21 メールや電話やり取りの描写
Lecture.22 話し言葉と書き言葉
Lecture.23 タイトル(題名)の決め方
■ 番外編
Edition.1 エッセイの書き方
Edition.2 「小説家になろう」で設定ミス
Edition.3 1話の文字数はどれくらい?

 

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