作家の味方

創作に役立つ情報を毎週配信中!

このサイトは、執筆関連ノウハウの提供や競作企画、ツールの紹介、イベント告知などを通し、あらゆる創作活動に関わる方々を支援していくサイト『作家の味方』です!

※毎週火曜日、土曜日に更新中!!

オリキャラに名前を付ける方法~小説に登場するキャラクターへのネーミング・名付けの際の注意点~

オリキャラに名前を付ける方法~小説に登場するキャラクターへのネーミング・名付けの際の注意点~

 

今回は、キャラクターの名前を決める際に注意しておきたい点や、実際にどうやって作家さんがネームを考えているのかというところについて、お話していきたいと思います。

 

とはいえ、名前をつける方法って物凄く多種多様でそれを列挙していくだけでは、結局のところ、どれを使えばいいのか迷うばかりですよね。

 

なので、小説を書く際にこういう名前をつけたら後で不都合が起こった!という事例と一緒にネーミングのコツを紹介していきたいと思います。

 

ただ、どうしても意図的にこの名前にしたいという強い意志があるのであれば、好きに決めてもいい、

 

と個人的には思っています(名前が読みにくいから作品が読まれなかったという話は、いままで聞いたことがないので)。

 

現に、アニメ化した『中二病でも恋がしたい!』の登場人物には丹生谷 森夏(にぶたに しんか)という名前のキャラクターが登場しています。

 

漢字がとても読めないキャラクターも登場する有名作品は数多くありますし、逆に物語に味を出してくることもあると思うので、その点であまり気にしないほうがいいかと思います。

 

NGパターン.1:読めないor読みにくい

 

まぁこれについては、みなさんもご承知の通りでしょう。常用漢字以外の漢字を用いた極端に読みにくい名前であったり、すべてのキャラクターの名前がピカソばりに長い呪文のようなものだと、流石に読む側も誰が誰だかわかりませんよね。

 

あくまで名前は、個人を識別できるレベルに読みやすいものを選びましょう。でなければ、名前の存在意義自体が危うくなってしまいます。

 

どんな名前なら難しすぎて、どんな名前なら大丈夫なのかという線引きを明確に設けるのは難しいですが、

 

一番わかりやすい基準は誰かに小説を読んでもらって、感想を聞いてる時などにキャラクターの名前が会話の中で自然と出てきていれば問題ないでしょう。

 

また、読者が作品の登場人物名を覚えきれないという状況もかなり深刻な問題です。読み進めていくたびに「こいつ誰だっけ・・・」と読者が思うようであれば変えるべきです。

 

NGパターン.2:他のキャラと似ている

 

殊、小説においてはどのキャラクターの動作なのかを識別する際にニックネームや名前を使用することがあります。

 

そんなときに主要登場人物の名前が、酒井真紀・坂井美紀・坂江真樹と続いたら、もはや誰が誰か全然分からなくなってしまいます。

 

あだ名や苗字呼び、名前呼び、ひらがなのみの名前、カタカナの名前と表記をわけることで多少は回避することも出来ますが、

 

元の名前(フルネーム)が似ていると勝手に読者が違う人のあだ名を別のキャラに連想してしまうこともあるので、あまりイメージの似ていないものにした方がいいでしょう。

 

これは名前自体を似せないというより、語呂感や名前から連想するイメージなどもできる限り離した方がいいでしょう。

 

特に女性の日本語名については、昔の慣例で花の名前や作物の名前、~子をつけることが多かったため混同しがちです。

 

花を題材とした作品であればともかく、全員花のイメージにするのではなく、一人が花のイメージなのであれば、もう一人は動物を連想する名前にするなど、工夫を加えるともっと読者が読みやすくなるでしょう。

 

例外として、ある組織に属している場合は別です。例えば、すべてのキャラに海のキーワードをいれるといった手法は逆によくあるようです。

 

これは組織同士で抗争するような作品だと、自然とどの派閥に属しているかを一目瞭然にしてくれるという点でむしろ良い表現方法になります。

 

NGパターン.3:知人の名前にする

 

以前、とある質問掲示板での投稿を読んでいて、なるほどと思った悩みがありましたので取りあえげようと思います。

 

その質問の内容は、自分の知人の名前をキャラクターにつけてしまった結果キャラクターのイメージが実在する人物に引っ張られすぎて、ストーリーがうまく想像できなくってしまったから名前の付け方を教えてくれというものでした。

 

このように、キャラクターの名前のせいでストーリーや執筆意欲にまで影響を及ぼすこともあります。こういった事態は未然に避けておくことが無難でしょう。

 

NGパターン.4:キャラのイメージと乖離している

 

特に最近のライトノベルでよく見かけますが、キャラクターを作る際にはお金持ち属性やリーダー属性といった属性があったりします。

 

お金持ち属性であれば、苗字が佐藤よりも三千院や伊集院といった特徴的な名前の方がしっくりくるというお話です。

 

他にも炎系の魔法使いに、氷という漢字が入っていたりすると読者がイメージする際にどうしても邪魔をしてしまうことがあるので、キャラクターのイメージと名前から連想するイメージはできる限り似せたほうがいいでしょう。

 

大魔王の名前がマイケルだったときは、あまりにも平凡すぎる名前で少しばかりクスッときてしまいました(笑)。

 

まぁそういう理由で、一番手っ取り早い名前の付け方にキャラクターを表す単語やキーワードをひとつ想像して、そこから連想ゲームをしていき、名前をつけるという方法があります。

 

この手法では、少なくとも名前のイメージとキャラのイメージが極端に離れてしまうようなことにはならないのでおすすめだったりします。

 

NGパターン.5:同音異義語が悪印象

 

これは漢字氏名の場合のお話です。さわやかであったり、かわいい印象を持った漢字、ごくごく平凡な漢字を組み合わせて名前を作ったとして満足していると、同音異義語という刺客に後ろから刺されてしまうことがあるので注意しましょう。

 

例えば、京佳(きょうか)という名前は一見するとかなり普通にみえます。しかし、変換を間違えると供花や狂歌といったイメージの悪い同音異義語が存在していることに気が付きます。

 

流石に、ここまで気にしすぎることは無いと思いますが、せっかく自分が名付け親になるキャラクターたちです。

 

連載をスタートすると名前も変えにくいと思いますので、事前に一度くらいは調べておくと後々後悔しないという意味でいいのかもしれませんね。

 

さて、NGパターンも出揃ってきましたので、続いては他の作者さんが実際にどんな名前の付け方をしているのかについても参考程度にみていくことにしましょう!

 

他の作者はこうやって名前を付けている!

 

見やすくするために以下にリスト化しようと思います。

 

  • 駅名や地名を使う
  • 物語が音楽に関するなら音楽用語、ファンタジーなら神話用語を用いる
  • ニックネームから逆算して考える
  • 色や草木などの図鑑にありそうな名前を外国語にしたりして転用
  • ランダムに作って良さそうなものを選ぶ
  • 自分の直感や漢字に対するイメージを信じる
  • 他の作品から拝借する(海外のゲームや実在する人物名など)
  • 兵器などの名前をつける場合は命名規則を調べてみる
  • ある程度ベースとなる名前を決めた後に適当にモジル

 

この中で何かひとつでも、名付けのヒントを得られそうであれば幸いです。また、ランダムにキャラの名前を作ったり、こういうイメージの名前が欲しいということがあれば下記のサイトがおすすめです。

 

▼日本語名ランダム作成

すごい名前生成器

 

▼日本語名のイメージ別名前一覧

創作支援名前倉庫

 

▼外国で良く用いられる名前一覧

欧羅巴人名録

 

▼神話で良く用いられる名前や単語一覧

ファンタジー神名辞典

 

挿絵を活用するのも良策

 

最後に、名前の付け方とは少し違うのですが読者がキャラクターの名前を覚えやすいようにしてあげる方法として挿絵をつけてしまうという手があります。

 

市販のライトノベルの最初の数ページにキャラ絵があるのをみたことないですか?あれって、ただ絵があると華やぐからという意図だけでつけてあるのではなく、

 

読者が小説を読み始める前に、キャラクターのイメージや名前を把握できる手助けをしていたりするんです。『小説家になろう』では画像の挿入も可能なので、活用していければワンランク上の小説にできるのではないでしょうか。

 

まとめ

 

キャラクターの名前をつける際は、『読みやすさ』、『他のキャラとの混同されないか』、『物語の邪魔をしないか』、『イメージと乖離しないか』、『同音異義語』に注意して決めたほうがいいでしょう。

 

続いて次のページでは、口調の決め方について学んでいきましょう!キャラクターの口調は、読者に今どのキャラが話しているかを伝える役割も持っています。

 

しかし、その使い分けにはいくつか落とし穴が潜んでいるので、眠気に負けずもう少しだけ頑張りましょう!

 

ちなみに、前のページでは魅力的なキャラクターの作り方についてご紹介しています。この講座の導入編をまだ読んでいないという方は目次に戻って一ページ目から読むことを推奨します。

 

前のページへ< >次のページへ

目次に戻る

 

Return Top