作家の味方

小説家になるための総合情報サイト

 
小説家になるために必要な全ての知識が、いまここに!【Project Creator’s Ally】

【お願い】自費出版・共同出版に関するトラブルを未然に防止するために

【お願い】自費出版・共同出版に関するトラブルを未然に防止するために


最近は、スマホ一つでも手軽に始められるようなネットビジネスで、仕事片手間に小遣い稼ぎをしているという方も多くなってきたのではないでしょうか。

 

そういった個人の方でも比較的かんたんに稼げる環境が整ってきて嬉しい反面、悪質な自費出版業者によってトラブルに巻き込まれてしまう個人作家さんも、どうやら増えてきているようです(昔から居るのが、ネットの口コミによって明るみに出てきただけかもしれませんが)。

 

そういうわけで、今回は主に自費出版をする際に気をつけておきたいポイントと対策について、微力ながらお話させていただくことにしたいと思います。

 

どんな詐欺が起こっているのか?


念の為に確認しておきますが、ここでいう「詐欺」というのは法律上詐欺行為と認められるものではなく、あくまで個人作家さんが自費出版や共同出版を行った際に、起こりやすいトラブルの総称として言及していくことにしたいと思います。

 

これに関しては、個人の知識でどうこうなる問題ではないので、いろいろと口コミやネットの海をここ数週間あさりまわっていたのですが、おおよそよく起こっているパターンが3種類みつかったので、まずは共有していきます。

 

全体通して言えることですが、契約までの決断期限を強調してくる場合は、大抵詐欺です。あと契約のやり取りは、メールか録音を必ず残しておくようにしてください。

 

パターン.1:大賞落選後の打診(Illegal negotiations)


出版業界の人からすれば日常茶飯事のことかもしれませんが、大賞に応募して落選したあとに出版社や業者から打診を持ちかけてくることがあるそうです。

 

「君の作品は優勝こそ逃してしまったけれど十分面白かった。少し自己負担はかかるけど自費出版・共同出版してみないか?」と誘ってくるパターンですね。

 

もちろん、普通に詐欺ではないこともあるのかもしれませんが、そもそもの話こういった状況下で契約を持ちかけてくるのは心理的にアンフェア(不公平)というものです。

 

たとえ善意や慣例として行っているとしても、創作者のことを思うと人道に反すると言ってしまっても、私は過言ではないと思います。

 

こういった状況において、ビジネス交渉のテーブルに乗るのは危険すぎます。まず、乗らないでください。

 

そして、実際に出版されるときになったら追加料金やらで搾取されたり、出版されたはいいものの書店の隅に置かれて「売れ残りは全額買取よろしく」といったパターンも多いのだそうです。

 

もっとひどいパターンだと、自己負担分を持ち逃げしたり、質問に答えずに数ヶ月の間音信不通になるような業者もあるようですね。流石に、これはマジモンの警察沙汰ですが(笑)

 

パターン.2:知識格差による搾取(Knowledge disparity)


続いては、契約内容がアンフェアなことに気づけない新人を騙すようなパターンですね。

 

自費出版なのに高額な印税をかけられるパターンが典型的な例になるでしょう。自分の金で販売してるのに、なんで他人からお金取られてるのか謎すぎます。そもそも自費出版に印税という概念はありません。

 

もちろん、書店流通を使用するオプション料金があり便宜的にそれを「印税」と呼んでいるところもありますが、売上の40%~70%は作家さんに入るのが妥当なラインです。書店に流通させないのであれば、もちろん100%です。最低限、押さえておきましょう!

 

また、自費出版の費用を半分持つといった甘言を囁いてくる業者もいるようですが、本当に折半されているかどうかなんて初心者には証明のしようがありません。他にも発行部数をちょろまかしているところもあるそうです。

 

そういった業者とは、一切の取引をしないことを強くおすすめしておきます。

 

パターン.3:有名作家からのオファー(Misuse of authority)


有名作家さんが主催しているセミナーの中で、謎の弟子入りオファーをしてくるパターンですね。

 

ろくに役に立つこともない謎のアドバイス料をせしめられます。こちらもすべてが詐欺とまでは言い切れないでしょうが、99%は詐欺だと思ってください。

 

ただでさえ個人間での金銭授受には面倒ごとが付き物なのに、即金性の低い創作界隈の人間同士でそんな取引をしたらどうなることか、日の目を見るよりも明らかです。

 

そもそも作家という職業は、小説を書いてお金に換えるのが上手いのであって、マーケティングを教えるのに長けているかといわれると些か疑問が残ります。

 

個人相手の場合は、交渉本人が御老体でボケてたなんてこともあるらしいので、何度もいいますが最低限、記録はすべて残しておきましょう。

 

また、これらのトラブルや詐欺を防止するためには、口コミが非常に有効です。友人が協力してくれるということで、友人のジェイソン君がnoteに掲示板をつくってくれました(笑)

 

 

▼めっちゃ拡散して!(笑)

 

何かあればコメントで書き込みをお願いします。※返信はありません。情報の共有だけが目的の掲示板です。

 

最後になりますが、少なくとも精神的に不安定になりがちな創作業を営むのであれば、アンフェアな状態で交渉テーブルに乗ることは絶対に無いような世界を、他の誰でもない私たち創作者自身の手で創っていきましょう!

 

コメントを書き込む

*
*
* (公開されません)

CAPTCHA




Return Top