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小説に使える『言い回し』を広げる方法!| 一覧から素敵・面白い・かっこいい表現を見つけ出そう!

『言い回し』の広げ方!


小説を書くのに慣れてくると、『言い回し』のバリエーションを増やしていきたいものですよね。

 

それでは、どうやったら言い回しの幅が広くできるのでしょうか?

 

結論から言えば、コロケーション(collocation)を意識すると良いでしょう。

 

コロケーションというのは、「語と語の繋がり」を意味する英語なのですが。例をみると、すぐにわかると思います。

 

例えば、「あの人のことが好きだ」という感情を、文章で表現したいとしましょう。そんなとき、『愛』というフレーズが、頭の中に出てきたとします。

 

多くの人は、「『愛』が~、うーん。なんと言えば良いのだろう?」と考えることでしょう。

 

そうやって、少し考えて「愛が、ふとうごいていた」といった表現(言い回し)が、出てくるような仕組みになっているんですよ。

 

でも、これだといちいち考えないといけないですし、適切な言葉が思いつかないことだってよくありますよね?

 

実は、そんなときのために用意されている伝家の宝刀『てにをは辞典』というものがあるんですよね。|д゚)チラッ

 

『てにをは辞典』というのは、小説に特化した現代語のコロケーション辞典なのですが、

 

先程の例のように『愛』というワードを索引で引くと、「『愛』が『芽生えた』」、「『愛』が『目ざめて来た』」というように、

 

『愛』に続く、または『愛』の前に頻出してくる言葉を、提案してくれるんです(笑)

 

ちなみに、無料でもネット上にコロケーション辞典はあります。ただ、青空文庫を参照元にしていて、古い&小説に使えない言い回しも、多く含まれているので注意が必要です。

 

▼私もたまに使っていて便利だなぁと思うので、文章表現力に投資したいという方にはオススメしておきます♪

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また、「コロケーション」だけでは『行動描写』をカバーできないことがあるので、そちらについても追加で解説していこうと思います。

 

描写の中でも、キャラクターの表情や動きを作り出してくれるのが、『行動描写』と呼ばれる部分なのですが、

 

『行動描写』においては、文章表現が持つ『二階層構造』について知っておくと、辞書や表現一覧をさらにフル活用できるようになることでしょう。

 

言い回しの『二階層構造』


『行動描写』の言い回し方は、二階層構造になっていることが知られています。

 

第一階層目では「アクション&リアクション」という観点での表現の幅が存在し、

 

第二階層目では「描写の選択」という表現の幅が存在しています。

 

もう少しわかりやすくするため、具体例をあげておきますね。

 

例えば、「告白を断られた場面」を表現したかったとしましょう。

 

第一階層では、ある登場人物が「告白した」というアクションに対して、断られたときの「リアクション」を見ることができます。

 

そのとき、「その場で泣き崩れる」のか「無理やり笑顔を作って、その場を逃げるように去る」のか、それは登場人物次第でしょうが。

 

この時どういったリアクションを描くかという所が、第一階層における表現の幅になります。※こちらは、キャラ設定のセクション(リトマス法)でさらに詳しく解説しています。

 

そこが決まれば、次に決めるべきは第二階層における表現です。第一階層で「その場で泣き崩れる」という表現を描こうと考えた場合を想定して話を進めます。

 

第二階層では、さらに細かく「主人公から見えた頬を伝う涙」を描くのか、「泣き崩れた姿勢」を切り取って描くのかというところを決めていきます。

 

このように、階層構造に分けて表現の幅を自在に広げていくスキルは、描写の幅を大きく広げ、文章そのものを魅力的なものにしてくれるのです。

 

しかし、実際に『行動描写』を書こうとすると、非常に難しい事がすぐにわかると思います(初心者であれば、尚更です)。

 

『地の文』の作り方に関する記事に書いていることを実践された方なら、体感的にわかるかもしれません。※リンクをたどって戻ってこれるようにしておきました。

 

それはどうやら、行動描写を創り出す「不完全動詞」と呼ばれる動詞たちと、地の文のもとである「婉曲表現」との相性が非常に悪いことに起因しているようです。

 

問題児「不完全動詞」とは?


不完全動詞というのは、補語(形容詞や副詞)が無いと使えない動詞のことです。

 

具体例としては、「~である」とか「~になる」といった動詞が挙げられます。「私はである」とか「私になる」とかって言われても、文として意味分かんないですよね。

 

こうなってしまうのが、不完全動詞たちです。

 

逆に、「食べる」とか「香る」といった完全動詞たちであれば、比較的容易に婉曲表現ができるのですが。※以下、例文です。

 

例の平文:私は、白米を食べた。
良い例(婉曲表現):私は、その白い粒たちを箸で掬い上げると、口へと運んだ。

 

一方で、不完全動詞の場合に婉曲表現を用いると以下のようになります。

 

例の平文:その日、私は高校教師になった。
悪い例(婉曲表現):その日、私は高等学校の生徒たちを教える身分となった。

 

少し、回りくどさを感じませんでしたか?

 

元々、不完全動詞というのは、補語を伴わなければ意味が通じないという言葉通り「不完全な動詞」なわけなので。

 

そこから更に、婉曲によって表現をぼかすと「ぼかし過ぎ・不完全すぎ」という状態になってしまうのです。

 

たしかに、婉曲というのは、表現をぼかす代わりに、文に魅力を与えてくれます。

 

しかし、ぼかしたら意味が伝わりにくくなる部分にも、使用するとこうなってしまうのです。

 

それでは、どうすればいいのでしょうか?

 

平文のままにするというのも、一つの手でしょう。そして、もう一つの方法が、メタファー(比喩)の活用です。

 

例の平文:その日、私は教師になった。
良い例(比喩):その日から、私は教壇に立つことになったのだ。

 

婉曲が遠回しな言い方をするのに対して、比喩はわかりやすく噛み砕く言い方なので、ある意味で逆方向の作用をしてくれるんです。

 

このように、比喩と婉曲を使いこなしていくことができれば、行動描写を攻略していくことができるようになるでしょう!

 

ちなみに、この例で使用した比喩表現は「転喩」です。教師になったということは、その後に教壇に立ったのであろうという憶測から、比喩を生み出しています。

 

この転喩という表現技法は、とても使い勝手が良いので次のようにして活用すると良いでしょう。

 

よくわからないという方のために、フレームワークを作ってみました!後述の通りですが、描写がうまく出てこないときは、あえて描写ではなく説明文を書いた後「~と、どうなる?」と自問自答すると良いでしょう。

 

説明文を描写に変換するコツ

説明文:彼は怒った。

「彼は怒ったら、どうなる?」

描写文:彼の眉間にあったシワは深くなり、顔色は火照ったような赤みを帯びていった。

 

こういった8種類ある比喩のうまい使いこなし方についての詳細は、以下の記事を参考にしてみてくださいね♪





 

▼ 比喩の種類8つ全部いえるかな?

比喩表現・メタファーとは?|比喩の種類と”比喩的”の意味・使い方をわかりやすく例文で解説!

 

▼ 『言い回し方』を広げる練習方法まとめ!

小説・ラノベの文章力を鍛え上げる練習方法まとめ!|初心者におすすめの上達方法とは?

 

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