小学生・中学生向けの小説の書き方入門!
みなさん。こんばんは!『作家の味方』の管理人 らぴ と申します!
「小説を書いてみたい!でも、自分にもすてきな物語は作れるのかな?」
最近は、こういったお悩みをお持ちの小学生・中学生の方々も増えてきているようですね。
そういうわけで、今回は小学生や中学生の方でも今すぐかんたんに物語を作ってしまえる方法について、ご説明していこうとおもいます!
1.まずは物語を書くとっかかりを作ろう!
なにを書こうかまだ迷っているという方や、なにも思い浮かばないという方もいらっしゃるかもしれませんね。
そんなときは、「もし、学校の裏庭に宝石が埋まっているとしたら?」、「もし、明日からずーっと学校に行かなくても良くなったら?」のように、「もし〇〇だったら?」と少し想像してみて楽しそうな疑問を見つけてみましょう!
なにか疑問は浮かんできましたか?思いついたら、チラシの裏でも、ノートにでも良いのでメモをしておきましょう!
後々、たとえがあったほうがわかりやすいとおもいますので、私もいっしょに考えてみました!
2.もし〇〇だったら、あなたはどうしたい?
さて、楽しそうな疑問がみつかった次は、それが現実に起こったらなにをしたいかを考えてみましょう!
私は「もし、家族が100人になったら?」という疑問をえらんでいたので、「末っ子になって、家族から甘やかされたいなぁ」なんて考えてみました(笑)
できるだけ楽しいことを考えてみるのが、物語を作る第一のコツです!
ここまでを、まとめてみましょう!
3.困ったことは無いか探してみよう!
みなさんは、この時点でどんな物語を想像しているでしょうか?
「空を自由に飛べるようになって、お散歩してみたい」とか、もしかすると「好きな人と一緒にいたい」といった物語を想像していらっしゃるかもしれませんね。
でも、それって実際に起こってしまうと、怖いことや苦しいことが起こりそうではないですか?
空を自由に飛び回っていたら、とんでいた鳥さんたちとぶつかって怪我をしてしまったり、好きな人と一緒にいようとしたら次第に嫌われてしまったりしたら嫌ですよね。
みなさんが「こうなってほしい!」と思うことのウラには、嫌なことや苦しいこともあるんです。それをなにか考えてみましょう。
4.困ったことはどうやったら解決する?
最期は、困ったことをどうやって解決できそうか?一度、すぐにおもいつきそうな答えを出してみましょう!
ーー>1分考えよう<ーー
問い:困ったことは、どうすれば解決できそうでしょうか?
この1分の間に「こうすれば解決できそうだ!」という答えが出たら、それは没案にしましょう!
もう一度だけ次の問題に応えてくださいね!
※このとき、自分が答えを考えている途中の文をメモとして書き出しておくと後で役に立ちます。
もしかすると「えー!せっかくいい解決策思いついたのに、没!?」と思われるかもしれませんが、最初にかんたんに思いついてしまうような解決策は、読者にもかんたんに想像できてしまうので、物語にひねりがなくなってしまいます。
ここは思い切って、さっきの答えを没にするのが良いでしょう。
ちなみに、私は最初の1分間では「嫌われてしまっても気にしないように頑張る」という答えを思いつきました。
したがって、これ以外の答えを探していくことになります。
私は次のように考えてみました(※以下、あえて思いついたままに書いているので、少し読みにくいかもしれません。ただ、本来であれば人にみせるものではないので人の目はできる限り気にせず書きたいように書きなぐるのがおすすめです!)
5.物語を一文にまとめる。
さて、ここまでが出来たら物語創作はもう終わったようなものです。メモに一文でまとめてしまいましょう。
6.最後は、物語を形にしよう!
最後は、いままで考えてきたことを友人や家族に協力してもらって説明してみましょう!
以下、わたしが説明してみた内容です。参考にしてみてくださいね♪
僕(りょうた)は、お兄ちゃんにお菓子をちょうだいといえばお菓子がもらえて、絵本を読んでほしかったらお姉ちゃんにいつでも読んでもらえる楽しい毎日を暮らしていました。
でも、ある日友達に「お前とは口を利きたくない」といわれてしまいました。こんなことを言われたのは、はじめてで僕はとても困ってしまいました。
そこで、いつものようにお兄ちゃんにどうすれば仲直りができるか聞くことにしました。お兄ちゃんは「自分が相手だったら、この間りょうたが友達にしたことをどう思う?」と聞いてきました。
僕は友達に嫌われてしまったその日、友達に「僕の分の宿題もやってきて!」と言っていました。でも、僕がそういわれたら絶対に面倒くさいし、嫌な思いをしてしまうなぁと思いました。
僕はそれから、友達がいつもめんどくさがっていた水槽の掃除を代わりにやってあげることにしました。他にも、彼が喜びそうなことを一杯考えてみました。
最初は、何かに付けて文句ばっかり言われてしまいましたが、友達の代わりに窓を拭いていると僕は怪我をしてしまいました。
すると、口を利いてくれなかった友達は急いで先生を呼びに行ってくれて、なんとか怪我は無事治りました。
保健室で、僕は友達にこういわれました。
「ごめん。ちょっと、言い過ぎたかもしれない」
なので、僕も友達に謝って仲直りすることにしました。
「こちらこそ、ごめんね。もう一回、友達になってほしいです」と。めでたし、めでたし。
こういう風にたくさん考えてみて、自分なりに面白いという作品が見つかれば良いですね!出来る限り、初期の段階で人にみてもらうと、なお良いでしょう。
正直、今回は説明のしやすさを最重視して超シンプルなストーリー構成で説明させていただいたので「ちょっと、例文を読んでみたけど、これじゃあ物足りないし面白くないなぁ」と思われた方も、いらっしゃるかもしれません。
ただ、どんなに面白い作品もプロセスは基本的に同じなんです。
「疑問が生み出され、その疑問に対する答えが与えられるまで」を私たちは物語と呼ぶのです。そのため、最初の疑問、題材選びこそが非常に大切になります。
題材をもう少ししっかり選ぶと、以下のような物語も作れるようになりますよ!
1.最初の疑問:もし、明日からずーっと学校に行かなくても良くなったら?
2.何がしたいか?:仲のいい人とたくさんお話をしたい。
3.困ることは?:学校がないので新しい出会いもなく、マンネリ化しそう。
4.どうすれば解決できる?(没案):新しい友達を作りまくる。
5.どうすれば解決できる?:好きな人(店長)とマンネリした人の本当の夢を探す仕事(夢探し屋)に就職。
こうすると、もう少し面白そうな物語にすることができるでしょう!
以上、小学生・中学生でもいますぐかんたんに物語を書くコツでした!
さて、ここまでは小学生・中学生を対象としていたので、できる限りシンプルにお話をしてきました。ただ、これよりも本格的に小説や物語の書き方についての学習をしたいという方は、以下の記事をご参照ください!
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