以前の記事では『遊び感覚で執筆の訓練になる練習方法について』まとめさせていただきました。

 

それに対し、今回は遊びではなく多少の苦労を惜しまないから本格的な執筆の練習がしたい!という方向けの練習方法をご紹介していきたいと思います。

 

ただし、何を目的にするかによって練習方法は異なってきますのでどういう効果があるのか?というところとセットでさっそくみていきましょう!

 

自分を追い込む

 

調査して見聞きした具体的な事例としては、『設定を縛ってショートショートを作成する』という練習方法がありました。

 

まず、ショートショートとは要するに物凄く短い小説作品という意味です(特に文字数の決まりは無いが1000文字以下のこともある)。

 

ワンシーンを切り取って描くものでもいいですし、起承転結があるものでもいいでしょう。

 

練習したい内容によって使い分けるとより効果的です。描写の練習ならワンシーン、ストーリーの練習なら起承転結が良いかと。

 

また、設定を縛るというのは、今回は女主人公目線で書いてみるとか風景描写をなしで表現する、三人称視点じゃないとダメなど、自分が普段書かないジャンルや条件下で物語を描いていくことをいいます。

 

期待できる効果としては、幅広いジャンルや描写を描くことができるようになるということです。

 

例えば、現在執筆中の作品がラブコメなら、コメディや恋愛小説をショートショートで書いてみることでコメディの文体と恋愛小説の文体の良いところをそれぞれ掴んできて役立てるなどができるでしょう。

 

ちなみに、このショートショート。実は、別の使い方もあります。それは本編を書く前の段階で各登場人物視点でショートストーリーを描くことで、キャラクターの個性を文字に起こすとどうなるか事前に検証できるのです。

 

各キャラクターの口調やキャラが被っていないか?個性がきちんと出ているか?どういう思想や性格を根本にもっているのか?

 

本編に入る前に問題点を自分で把握できるため、是非取り入れると本編がスムーズになるでしょう!特に連載したい人は連載前に要チェックです!

 

また、他の追い込み事例としては『ライターなど、仕事にして書かざるを得ない状況を作る』、『ツイッターでRT回数×1000文字書く!などと宣言する』、『自分の一日の限界を知るために一度全力で書いて自信を作る』といった工夫もあるようです。

 

私も記事がしんどくなった時がきたら試してみたいですね!RT回数×1文字で!(自分に優しいスタイル)

 

写本・写経

 

結構、知らない人もいらっしゃると思いますが、正直個人的には一番鍛えられるのはこの練習方法だと思っています。

 

写本・写経とは、既存の作品をそのまま書き写す行為のことです。例えば、『キノの旅』というライトノベル作品の一巻を丸々ワードやメモ帳で書くだけです。

 

期待できる効果としては、いくつもありますがその一つとして、『その描写がなぜ必要になったのか?』というところが浮かび上がってくるでしょう。

 

これはどうしても短編が書けず、だらだらと長文になってスッキリできないという悩みを解消する上で重要な推敲のノウハウになります。

 

また、他にも『自分だったら悩ましい表現をどうやって回避したのか?』、『間違った日本語の癖の矯正』などの効果もあります。

 

描写が難しいときや自分の作品の色に合わないといった場合は、ちょっとした逃げ道が意外とあります。それらを回収するのに良い訓練になるでしょう。

 

『間違った日本語』に関しても、なかなか治らないと思います。無意識の癖ほど怖いものはないですよね。他人の文章をそのまま書き写すと自分の描き方と随分と違うところが節々に出てきます。

 

その点で自分の無意識に気がつく写本は非常に役に立ちます。このように、おそらく最も骨が折れる作業ではありますが、苦労に見合った効果はあります。

 

どうしても時間が取れなければ、自分の好きな作品のワンシーンを写本するか何度も読み返してもいいかもしれませんね。

 

俳句製作

 

次にご紹介するのは、俳句を描くことです。管理人にとっても、これはかなり意外な練習方法でしたので今一度調べて試してみました。

 

ただ、俳句に関しては私も初心者なのでいろいろみなさんでも調べてみるといいかもしれません。

 

期待できる効果は、短編や長い文章をスマートにできるようになることです。それはなぜかというと、それが俳句の作り方にあるんですよ!

 

いきなり、俳句を作ろう!っていわれてもみなさんも、どうすればいいのかわからないと思います。なので、一度俳句の作り方について少し説明しようと思います。

 

ステップ1

 

まず、思いのたけを日記やエッセイにしてみます。あ、別に割とどうでもいいことでもOKですw あまり気張らないで大丈夫!

 

思ったことをだらだらと、ひたすら500~1,000文字くらい書けたらその文章を読み返して話の中心になっている『伝えたいこと』を探します。

 

ステップ2

 

『伝えたいこと』が決まったら、5・7・5の形にしておしまいです。いきなり5・7・5も難しく感じるので、俳句の例文をいくつかネットで探してくると段々描き方が分かってくるかもしれませんね。

 

というわけで、俳句は基本この2ステップで作ります。では、何故俳句を作ることが執筆においてスマートな短編を書く練習になるといわれているのでしょうか?

 

それはおそらく、ステップ1で行った『伝えたいことを探す』というところになるのだと思います。伝えたいことを見つけてそれに的を絞ることで冗長な文章は割愛できます。

 

こうしてみると、俳句を描く以外でも、記事の要約をしたりすれば似たような練習ができるのかもしれませんね。記事の場合は芸術性がどうしても薄れるので、その点で言えば俳句の方がおすすめです。

 

まとめ

 

さて、ここまで本格的に執筆の訓練がしたい人はなにをするべきなのか、みてきました。今回の記事で取り上げたのは、『追い込み』、『写本・写経』、『俳句製作』の三つでしたが、なにもこれだけではありません。

 

アニメやドラマ、映画を見て台詞を書き取る作業や、人に自作への意見を聞きまくる、推敲を徹底的に行うなど、多種多様な工夫があるようなので、またその辺も今後より詳しく特集していきたければと思います。

 

それでは、今日もお疲れ様です。みなさんの作品を楽しみにしております。ご精読ありがとうございました。

 

こんな記事があったらいいのになーとか、何かリクエストがあれば、是非ツイッターでリプかDMをくださると喜びます。

 

ツイッターはこちらです。

 

また、作品相談も受付と書評記事の作成を開始しました!作品相談についてはアドバイスというよりも、みんなで一緒に考えていろんな回答をみてみようという主旨で初めています。

 

プロの読書家や作家では見落としがちな一般大衆の意見として取り入れていただければ嬉しいです。ご協力お願いいたします。相談BOXはこちらです。