超能力&異能力の種類と一覧表まとめ!
超能力や異能の力が登場する小説や漫画を描くときに、超能力の一覧表や種類別の分類があれば便利ですよね。今回はそんなときに、活用できる超能力の種類一覧をご紹介していきたいと思います。
ただ、もしあなたが超能力を物語の重要な要素として作品を作ろうとしている場合は、一点だけ注意点があります。
超能力が出てくる作品を見ていると、ユニークで面白い超能力がたくさんありますよね。そんなユニークな超能力を自分の作品にも取り入れたい!という気持ちはすごくわかるのですが、
実は、これらのユニークな超能力はいくつかの有名な超能力を中心として派生したものになっていることが大半です。
なので、まずはその中心となっている超能力を選んだ後に、それを派生させたり限定的にしたりすることで、ユニークな能力を作る手順がおすすめです。
これは能力のインフレーションを予防してくれる効果もあります。そういうわけで、今回はその核となる有名な超能力の種類一覧をみていきましょう!※ 超能力アニメ「Charlotte」の動画も視覚的には参考に成るかと思います。
1.千里眼
<能力説明>
遠くにあるもの、未来に起こること、など基本的に本来見えないはずの事柄や所を見ることが出来る超能力の総称です。幽霊や並行世界、オーラが見えるのも千里眼の一種として扱われることがあります。
<特徴や欠点>
⇒ 霧の中や対象が透明だったり、細かすぎるなど、見えない場合は無効。
⇒ 効果範囲が制限されていることもある。
⇒ 見てはいけないものを見てしまうこともある。
⇒ 同時に数箇所を見ることは出来ない。
⇒ 体内など、見ることが拒まれるものは透視と違い見たがらない。
<派生形や似た種類の能力>
⇒ 透視/未来視/過去知/念写/遠視/邪眼/オーラ視認/動作予知/サイコメトラー/霊感/予知夢/デジャヴ/X線透視/熱源視/使役する動物の目を借りた形の限定的な千里眼/心理眼/弱点認識/サーチ/暗視/死霊使い/ソナー/メデューサ/地獄耳/予言
2.瞬間移動
<能力説明>
瞬間的に自分や物質の場所を移動することができる超能力。
<特徴や欠点>
⇒ 洋服との兼ね合いで触れたものと同時に移動ができることが多い。
⇒ 効果範囲・移動質量が制限されていることもある。
⇒ 移動先がコンクリートなどの場合は、入れ替わるか押しつぶされることがある。
<派生形や似た種類の能力>
⇒ ワープ/ブースト/アポート/転送ゲート/空間断裂/インベントリ/分身/盗賊スキル/透過/部分移動/百発百中/パイロキネシス/封印・亜空間転送
3.念力
<能力説明>
大きく分けて、サイコキネシスとテレキネシスがある。サイコキネシスは、脳の能力を拡張したときにできる「念」という概念により物質を移動させる。一方で、テレキネシスは演算により座標を移動する概念に近い。
<特徴や欠点>
⇒ テレキネシスの場合は、体調により演算能力が左右される。
⇒ サイコキネシスは集中力に依存する傾向があるため、銃弾などの早い動きに対しては反応しきれない。
<派生形や似た種類の能力>
⇒ パイロキネシス/防弾/衝撃拡散/グランドソーサー/爆散/血液操作/金縛り/水流操作/飛行/発電/反響定位(ソナー)/音波コントロール/機械操作/氷結/遠隔筆談/風操作/天候操作/磁力操作/超音波/使役/人形遣い/解毒/重力操作/保温能力/エネルギー弾/溶解/自動書記
4.心身強化
<能力説明>
自分の身体能力を強化する超能力。人間の肉体再生能力を強化するのか皮膚などを硬化させてアーマーにするのか、俊足にすることで擬似的な瞬間移動を行うのかなど活用に幅がある超能力。
<特徴や欠点>
⇒ 能力を強化しているだけなので、肉体再生速度の限界やスピードには肉体が耐えられるくらいという限界がある。
⇒ 自分にしか利用できない能力が多い。
⇒ 日没までなど、身体強化される時間に制限があることも。
<派生形や似た種類の能力>
⇒ 痛覚鈍化/熱耐性/氷結耐性/肉体再生/硬化/軟化/伸縮/変身/貪食/共感覚/理想化/敵に合わせて強くなる/他脚他腕/ジャンプ力強化/水中呼吸/怪力/リミッター解除/巨人化/獣人化/不老不死/エンチャント/超推理/体感時間操作/感覚変換/時間操作/操作理解/気体化/透明化/最小化/インシュレーション/完全記憶/幽体離脱/エナジードレイン/影操作/擬態/能力コピー/共感覚
5.精神干渉
<能力説明>
他人の精神への干渉し、行動を誘導したりトラウマを植えつけたりする超能力
<特徴や欠点>
⇒ 憑依が解かれるなど、精神力による支配権の獲得に集中力を要する。
⇒ 物理的な攻撃には対抗できない。
<派生形や似た種類の能力>
⇒ 読唇術/魅了/ステルス/催眠/印象操作/言霊/幻惑/テレパシー/憑依/心身入れ替え/以心伝心/記憶削除/記憶書き換え/夢干渉/交霊術/催淫/動物との会話/嘘発見器/マインドコントロール
6.防御&修復能力
<能力説明>
他者からの攻撃や怪我を想定した上で自己を防衛したり修復する超能力。
<特徴や欠点>
⇒ 魔法攻撃無効でも、それによる物質の跳ね返りでの物理攻撃が可能であったりする。
⇒ 死者の蘇生は完璧なものではないこともある。
<派生形や似た種類の能力>
⇒ バリア/能力無効/触れたところの時間を巻き戻す/死者蘇生/結界生成/カウンター/治癒/完全耐性
7.物質創生
<能力説明>
無から有を作り出したり、物質を思いのままに変形・変化させる超能力
<特徴や欠点>
⇒ 等価交換などの条件により創生の量は制限される。
⇒ 価格破壊を起こすので、政府に目を付けられることも。
⇒ 召還や具現化など、効果時間により消失するものもある。
⇒ 見たことがないものを作ることはできない。または、作れても性能が伴わない。
<派生形や似た種類の能力>
⇒ ダークマター/召還/錬金術/具現化/亜空間生成/物質変換
さて、お目当ての超能力はありましたでしょうか?これだけ超能力をピックアップしていますが、まだまだ書き切れていない超能力は他作品にいくらでも登場してきます。
特にアニメ『とある魔術の禁書目録』のシリーズでは、ありえないくらい多くの超能力やその裏づけが登場してくるので原作である小説やアニメをみることで活用の仕方を勉強できると思います。
『とある魔術の禁書目録』を見ているとわかるのですが、超能力をキャラクターに付けていくときは少しばかり、空想科学(つまり、科学的根拠がそれとなくありそうな感じの設定)についても一度考えておくと、より深みが出てきます。
また、今回は魔法や呪術といったものはかなり除いてピックアップしているので、魔法や呪術でも問題ないという方は、そちらについての記事も用意しておきました。興味がある方はご覧ください。
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