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小説に必要な語彙力とは何か?|もう語彙力がないと悩まなくても大丈夫!

小説に必要な『語彙力』とは何か?


小説や文章を書いたり、仕事で人へ何かを伝えようとしているとき。

 

ふと語彙力がない自分に、なんだかやりきれなさを感じることってありますよね。

 

今回は、そんな語彙力で困っているという小説家さんたちへ。

 

語彙力を増やして、文章力を飛躍的に向上させる、シンプルかつ効果的な方法をご紹介していこうと思います。

 

というわけで、まずは結論から言いますね。

 

強化すべきものは、語彙ではなく『言い回し』です

 

それでは、具体的な手順を含めて、噛み砕いていくことにしましょう!

 

目次


> そもそも語彙力とは、なにか?
> 語彙は「認知語彙」と「使用語彙」の二種類
 1.認知語彙の広げ方
 2.使用語彙の広げ方

 

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そもそも語彙力とは、なにか?


そもそも語彙力(ボキャブラリー)とは、一体どういう意味なのでしょうか?

 

辞書的な意味は、以下の通りです。

 

語彙力

読み方:ごいりょく
別表記:語い力

どれだけ多くの種類の単語を知っているかという力。ある言語においてどれだけ豊富な語彙を把握しているかという指標。

 

語源的には、語彙の「語」が「語句」。

 

語彙の「彙」は、「同類のものの集まり」を指しているということを踏まえると、

 

語彙力というのは、「語句と、その類義語をどれだけ知っているかという指標」と解釈できそうですね。

 

そういわれてみると、私も遅ばせながら気づかされたのですが、

 

「語彙力を鍛えたいのなら、類義語辞典を調べながら小説を書けばいい」というのは、

 

実にトートロジー的な表現(=つまり、意味のない文章)だったんですね(笑)

 

だって、これ「類義語を知る(=語彙力を上げる)ためには、類義語辞典を調べればいい」と言っているようなものなんですよ。

 

大正解ではありますが、全く当たり前すぎることを、さもアドバイスのように「話をかわされていた」というわけです。実に面白いですね。

 

さらに、言語学の観点でみると「語彙を知る」というのは、二種類に分けることが出来ます。

 

語彙は「認知語彙」と「使用語彙」に分かれている


まぁ、よくよく考えてみれば当たり前の話なのですが。

 

語彙には、読めるし理解できるといった「認知」している語彙と、普段の会話や文章表現で「使用」している語彙との二種類が存在しています。

 

どちらも重要ですが、一口に語彙力を上げるといっても「認知している言葉の範囲を広げる」という意味合いと、

 

「使いこなせる言葉の範囲を広げる」という二つの意味合いに分かれているのです。

 

それぞれ、目的がぜんぜん違う話なのですから。ひとまず別々に、見ていくことにしましょう。

 

あなたがもし、人生でほとんど文章に触れてこなかったのであれば「認知語彙」を広げるべきですし、

 

作者の年齢が小学生や中学生である場合など、認知している語彙が無さすぎるというわけではないのであれば、「使用語彙」を広げて行くと良いでしょう。

 

それでは、具体的な方法を見ていきたいと思います。

 

1.認知語彙の広げ方

まず、「認知語彙が、少ない」というのは、想定以上にハードルが低いことだと考えたほうが良いでしょう。

 

以下のような文章のことを、認知語彙が少ないと言うのです(まぁ、それ以前な気もしますが笑)。

 

 

わかりやすくするために、オーバーな例を挙げておきましたが(笑)

 

あなたがもし小説を一度でも書いて、感想を貰えるレベルなのであれば、認知語彙は十分である可能性は高いと思ったほうが良いでしょう。

 

なぜこんな事を言うのかというと、認知語彙を広げることには、強力なデメリットも存在しているので、無闇やたらに語彙を広げすぎないでほしいのです。

 

ぶっちゃけ、文学に精通するまで認知していなかった語彙。

 

つまり、日常会話レベルで聞くことすら無かった語彙を使いこなしたところで、文学に精通していない人が読解出来るでしょうか?

 

『読みやすい文章』というものを正確に定義しようとすると、個人差が出るので『作者が小説に使用した語彙』と『読者の知っている語彙』が一致していることを指します。

 

これが読みやすいということです。この差を広げるということは、慎重に考えたほうが良いと思います。もちろん、読者ターゲット層が活字中毒者なら話は別です。

 

さらに厄介なことに、認知語彙を増やすのには相応の労力がかかるうえ、一回認知したら語彙を認知していない読者の感覚がわからなくなってしまうという特徴もあります。

 

余程、コンプレックスに感じていない限りは「認知語彙」を意図的に広げようとするのは、辞めておいたほうが良いでしょう。

 

ただし、言葉で言い表せないものがあるときもくるでしょう。そんなときがあるからこそ、物語があるのです。

 

「こんなことがあって、こうなったんだけど」というように、語彙ではなく物語によって表現すると良いでしょう。

 

▼ 以下の動画も参考になると思います。

 

そもそも語彙というのは、本来コミュニケーションの中で使用するものですから、人間学ぼうとせずとも自然に学び取っています。

 

流行語というのが、その証拠みたいなものです。

 

また、これらの語彙の性質上「自分の属している組織や年代特有の語彙・誤った使い方が、普通の感覚になってしまっていないか?」という所は、

 

私たちが気をつけておくべき、一つのポイントとなってきます。

 

もし「それでも、語彙力が本当になさすぎるんだよなぁ」という方は、ラノベでも一般文芸でもいいので読み慣れましょう。

 

辞書片手ではなく、スラスラ読めるようになれば十分です。

 

誤った使い方をしている場合も同様です。

 

人の語彙の使い方と照らし合わせれば、間違いにも気づきやすいので、読めばすぐに解決します。

 

自分が書いたものに読みにくい箇所がないか、感想を聞くのもいいでしょう。

 

他にも、文章がうまい人と話す癖や「ヤバい」といった汎用性の高すぎる言葉を避ける癖をつけると、良いかもしれませんね。

 

それでも上手く行かない場合は、原因がどこか別のところにある可能性が高いです。

 

文語表現を知らないために、口語になっているとか。指示代名詞が多すぎる。比喩表現がされていないとかですね。それについては、以下をご参照ください。

 

小説に使える読みやすい文章の書き方!|【誰も教えてくれなかったコツ20選!】

 

2.使用語彙の広げ方

小説を既に書いたことがあるという方は、コチラの方が主題となってくるでしょう。

 

先述の通り、認知語彙の範囲は十分なわけですから。あなたの書く文章は、読者に少なくとも理解されているはずです。

 

それでは、物書きたちは、なぜ語彙力を鍛えようと思うのでしょうか?

 

理由は一つではないかもしれませんが、概ね「文章で表現できる幅を広げたいから」なのではないかと思います。

 

文章表現力を豊かにするためには、「本を読んだ方がいい」とか「類義語をググるべし!(根性)」、「検定試験を!」といったことが、良く語られていますが、これは認知語彙の話です。

 

使用語彙の範囲の広げ方を考えようとすると、いかに話がズレまくっていることかが理解できるというわけですね。

 

小説を読んで語彙を身に着けたとしても、その人の好みに隔たってしまいます。

 

サイト運営主としては、ここで語彙力検定のアフィリエイトをしたら儲かるのかもしれませんが(笑)

 

「語彙力を付けること」が目的になるような自体だけは、絶対に避けていただきたいのです。

 

目的と手段の逆転ほど、無意味な時間の使い方はありません。

 

私たちは、既に語彙を認知しているんです。使いこなせていないだけなんですよ。

 

だからこそ、文章表現がワンパターンになってしまっていたり、クライマックスシーンが描写できなくなるのだと思うのです。

 

それでは、どうすれば使用語彙の幅『言い回し』を広げることができるのでしょうか?





 

▼ 『言い回し』を格段に広げる秘訣とは?

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