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マクガフィンの意味をわかりやすく解説!|漫画や物語におけるマクガフィンの使い方と具体例まとめ!

マクガフィンの意味をわかりやすく解説!


マクガフィン(英:MacGuffin, McGuffin)とは、小説や漫画、映画といった物語において、登場人物の動機づけとして活用される小道具のことです。

 

週刊少年ジャンプの大作『ONE PIECE』に登場してくる「ひとつなぎの大秘宝」もマクガフィンの一種です。

 

他にも、泥棒が主人公である作品においては、展示場にある『最高級のダイヤモンド』なんかもマクガフィンと呼ばれているものの一例と言えるでしょう。別に、ダイヤモンドがエメラルドでも話は通じます。

 

このように、一般的にマクガフィンは「換えの効くもの」とされており、小道具そのものが何であったとしても別にストーリーに影響はもたらさないという性質を持ちます。読者の感情移入を助けるための演出効果が期待できるからです。

 

例えば、作者が乙女のパンティが欲しくてたまらない変態児だとしましょう。そんなときに、作者が乙女のパンティを目掛けて、あれこれと思案を巡らせ。切磋琢磨したところで、特に女性読者が登場人物に感情移入しにくくなることは想像に難くありません。

 

このように、読者にとって理解できない代物を目掛けて主人公たちに切磋琢磨されても、読者はついてこれません。

 

そういった意味で、読者自身が心のどこかで追い求めているものと上手い具合に重ねられるように、あえて「換えの効くもの」という不完全な状態のまま、物語に登場させるわけですね。

 

で、まぁ。これが何に使えるのかと言われると、結構人によって使い方が千差万別すぎて困ったものなのですが。

 

例えば、登場人物が描きたいがためにだけに創り始めた物語なんかでは、長編を描こうとすると途中で書くことが足りなくなって困ることってないですか?

 

そんな時、適当にマクガフィンを作っておけば、ひとまず登場人物と読者に「次のゴールは、ココだよ」と示してあげられるので、間を引き伸ばすテクニックとしてよく使われているのだと思われます(笑)

 

うまい例えが浮かばなかったので少し雑になってしまいますが、登場人物を犬に例えるとフリスビーの役割をしているものが、マクガフィンみたいなもんだと考えておけば分かりやすいと思います。

 

マクガフィンの使い方


マクガフィンには、決まった使い方があるわけではありません。なので、ここからはマクガフィンを効率的に用いることで、物語をより魅力的にできる方法がないか、具体例からみつけていくことにしましょう!

 

・マクガフィンの代表例.1:拠点

特に、戦記物においてよく用いられるマクガフィンが「拠点」でしょう。戦争の勝敗を決めるのに、国土の奪い合いというのは、ほとんどの場合不可欠ですが。

 

その中でも、城塞都市や砦、補給拠点といった戦略上欠くことのできない施設というものがあります。これらを奪還、もしくは奪取することを目的として、作戦が決行されることもあるでしょう。

 

ただし、物語においては、それが補給拠点であるか奪還したい砦であるのかは、そこまで重要なことではありません。どちらにせよ、自軍が有利になることに変わりはないですから。

 

このように、戦争で勝つといった壮大なゴールを持つ物語においては、最初から高い目標へ目掛けて話を書こうとすると、なかなか難しいものです。

 

こういった話が壮大になる場合は、物語のスタートとゴールの間に幾つかの「中間地点」または「スモール・ゴール」となるマクガフィンを用意すると良いでしょう

 

他にも、部活ものに出てくる県大会や地区予選なんかもスモール・ゴール型のマクガフィンとなることでしょう。

 

また、時にはマクガフィンではなく、物語上で重要な拠点を登場させるのも良いでしょうが。中間地点をマクガフィンにしておくと、前後の物語への影響力が少なくて済むため。

 

部分的な書き直し&長編化をする際に、プロットの筋が絡まりにくく、整合性が取りやすいというメリットがあったりします。

 

・マクガフィンの代表例.2:賢者の石

「賢者の石」というのは、銅やアルミといった卑金属(水分や炭酸ガスに、たやすく侵される金属)から、高値のつく金やプラチナといった貴金属を生み出せるとされる伝説上の触媒のことです。

 

時折、不老不死を叶えてくれる秘薬の材料として語られることもあります。

 

要するに、「死者の復活」や「不老不死の体得」、「桃源郷」といった、多くの人が追い求める理想を具象化したタイプの小道具のことです。

 

古来から天才科学者や錬金術師が、賢者の石にも似たマクガフィンを追い求めるが故に、自我を忘れ、悪役となって物語へ登場してくることがあります。

 

最近で言えば、「劇場版ソードアート・オンライン – オーディナル・スケール」における「ユナの復活」があるでしょう。

 

このように、マクガフィン自体をあえて終盤まで伏せ、悪役の動機を不明確なままにしておくことで、相手がどう出てくるかを読者に楽しませることを目的としたマクガフィンもあります。

 

ある種のミステリー的な要素として、用いられることがあるというわけですね。悪役の形式的な動機づけとして、もっともであればマクガフィンとなる器自体は、別に何でもいいのです。

 

ただし、SAOのように悪を成敗するところに物語の面白さを置くのではなく。本格派ミステリーを描くような場合においては、因果関係がしっかりしていないと読者から腑に落ちないと言われかねないので。

 

そういった場合は、全く正反対となる技法である「ミッシング・リンク」の方が、使い勝手は良いでしょう。

 

まとめ


まとめです。マクガフィンとは、登場人物の動機づけとしては非常に重要なものでありながら、物語においては換えの効く小道具のことを指し示します。

 

上で紹介している「拠点」や「賢者の石」の他にも、「形見」、「スキル」といった様々なものが挙げられます。

 

主に、登場人物や作者の心の中でモヤモヤしているものを敢えて可視化することで、物語をわかりやすくするために、マクガフィンという形を取って描写されることが多い傾向にあります。

 

マクガフィンを用いた作品に総じて言えることとしては、「登場人物が、マクガフィンを求めてどうするか?」という部分を物語において重視しているのであって、マクガフィン自体が物語を魅力的にしているというわけではない、ということですね。

 

そういった点で、本格派ミステリーとマクガフィンを用いる作品群には、明確な線引が存在しているようにも思えますね。

 

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