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【第十回】小説の書き方ヒントまとめ(転生した魔法少女〜私の領地は私が守護る!〜)

【第十回】小説の書き方ヒントまとめ(転生した魔法少女〜私の領地は私が守護る!〜)

さてさてお待たせいたしました!好評につき、今回でちょうど10回になります。本当にありがたいです!

 

前回と同様に、他人の作品を読んで良いと思った点や、取り入れたい技術について特集して行こうと思います!

 

ご紹介する作品は『転生した魔法少女〜私の領地は私が守護る!〜』作者:F。 先生)という作品です!

作品紹介

 

~あらすじ~

 

W大学政経学部卒業、進路はN.E.E.T &実家戻りが決定してしまった青梅桜子《おうめさくらこ》は、自暴自棄になりヤケ酒をしていたところ、子供を助けようとして車の前に飛び出し、死亡してしまう。文字どおり命懸けの行動だったことから、とある神様が善行に報いるとして転生の権利と転生後の能力を授けてくれると言う。

 

そして転生した先は異世界ファンタジーな剣と魔法の世界であり、桜子ことエレイン・ディクスンはユーファリア連合王国国王に仕える大魔道師の孫として祝福されて誕生することとなる。

 

勇者と魔王と商人と、ラブコメる内政ファンタジーです。

 

まず読ませていただいた感想としては、細部まで作りこまれたきめ細やかな世界観は観るものを魅了する迫力があり、説明量に対しての読みやすさが一段と際立っている作品になっていました。

 

また、今回ご紹介する作品のジャンルは世界観でいうところの『ファンタジー』作品でありながら、恋愛要素を取り入れている異世界転生作品になります。

 

参考にしたいところ

 

この節では、実際に私が読んでいて工夫されているなぁと感じたところをご紹介していきます。

 

是非、本作も読んでいただければよりいろんな工夫を実感として知ることができると思うの参考にしてみてくださいね♪

 

自伝形式のストーリープロット

 

ファンタジー作品、殊に異世界転生ファンタジー作品においてはやはり作品が多いということやモチーフにしている舞台が同じ中世欧州になりがちということもあり、世界観で勝負するのはかなりレベルの高い競争になってしまうでしょう。

 

そんなときに、作品の強みになってくれるのが『ストーリーやプロット』という切り口です。そして、冒頭でもお話した通り、この作品がかなり読みやすい印象だったのですが、

 

それはストーリーやプロットといった観点で作品を見たときに読者からの評価が高かったからなのではないかと考えています。

 

その一つの理由として、プロットがごちゃごちゃしておらず整然と整っており、ほとんどストーリー=プロットという状態だったからということがあげられます。

 

このようにプロットを整然としたものとし、ストーリーを面白くする工夫として『自伝形式』の構成をとることがあります。

 

『自伝形式』というのは、どういうことかというと「幼少期の出来事⇒小学校での出来事⇒中学校での出来事⇒高校での出来事⇒就職後の出来事⇒結婚⇒出産⇒育児⇒定年退職」というように、

 

人生で起こった出来事の順番にストーリーを進行させていく形式をとるということです。自伝形式で物語を描くことにはいくつかのメリットがあります。

 

そのメリットのひとつは、人の一生という長いシナリオを凝縮し各ステップで興味深い出来事や重要な出来事、美しい場面だけを切り取ってくれば、単純に興味深い美しいストーリーが出来上がってしまうという点です。

 

そして他にも、キャラクターの行動を客観的にとらえることが出来るので「キャラクターの自己紹介と同時進行がしやすい」という点で重宝します。

 

一方で、異世界転生ものだけでなくSF作品やファンタジー作品に共通して悩ましい問題として、説明することが多すぎて読者が付いてこれなくなるという現象が度々付きまといます。

 

これについては、いろんな作品でありとあらゆる回避策が講じてこられているのですが、自伝形式もその一つではないでしょうか。

 

実は自伝形式の場合、ストーリー構成を行う場合は説明が苦になりづらいと思うんですよね。なぜかというと、自伝自体が説明だと割りきって読者が読んでいるという節があります。

 

例えば、とある偉人の自伝本を読む時にその人についての説明があると読むのが苦でしょうか?おそらく違うでしょう。それを読みにきているのだから。

 

さらに、あくまで自伝形式であるがために視点が一人に固定されます。それは何を意味するかというと、大人数が持っている情報を説明する必要はなくなり、

 

あくまで一人の人生だけを説明すればいいということです。必然的に説明すべき情報の量が減らせるんですよね。

 

世界観が沸き立つ台詞

 

この作品を書評する気も無く、ただの読者として読んでいると私も気付かなかったのかもしれませんが細かく見てみると節々の台詞が自然すぎて逆に感動しました。

 

具体的な会話をあげてみると、次のような会話場面が作中に登場してきます。「おお、大魔道師マグナス・マギよ! てっきり来てはもらえぬのかと思っていたぞ!」「陛下の思し召しとあらば、この老体を押してでも参上仕りますとも。こちらが我が自慢の孫娘、エレインでございます」

 

正直、自分がこの会話書くとなると結構口調について調べると思います。そして、こういう台詞の言い回しはどこから取ってきているのか?気になるところですよね。

 

この作品の作者さんは、その辺について詳しいのではないか?と我が家の妖精さん達がささやいていたので、お話を伺ってみたところ、いやぁ見事に予想が的中しました(笑)

 

実はこの作者さん、日本近代史に精通しているらしく貴族院での政治についての知識や「華族たちの昭和史」など証言集を参考に台詞を作成しているところがあるそうなんですよね。

 

執筆するにあたっては、本当にどんな知識が役に立つのかわかったものではないですね。広い視野を持って、いろいろと調べると、執筆力の向上や作品の独自性へとつなげていくこともできるでしょう。

 

そういうわけで、当サイトでは今後もそういった作品の資料になりそうな素材を特集していく記事を引き続きまとめていこうと思いますのでみなさんのリクエストなどがあると幸いです(ツイッターなどでも募集しています)。

 

まとめ

 

さて、今回は『自伝形式を利用したストーリープロット』や『世界観が沸き立つ台詞』がうまくできている作品に出会うことが出来ました。

 

また、長くなってしまったので語りきれなかったのですが、異世界転生時の主人公の冷静さが過去の暗い記憶などを彷彿とさせているため、

 

チート転生になっていたとしても憎めないキャラクターになっているという点で、演出も上手な作品に出会えて良かったです。

 

ジャンルによっては、取り入れない方がいい工夫もありますので注意していただきたいですが。みなさんもここでご紹介する作品たちを読んでみて面白い!

 

と思うのであれば、取り入れることをおすすめします。というわけで、今日も、みなさんお疲れ様でした♪

 

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