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【脚本の書き方】脚本家志望が最初に読むべき本『シナリオの基礎技術』のまとめ&レビュー!

【脚本の書き方】脚本家志望が最初に読むべき本『シナリオの基礎技術』


みなさん、こんにちは。創作支援サイト『作家の味方』の管理人らぴ(@kazakiribana2)と申します。

 

脚本家やシナリオライターを目指してみたいけれど、専門学校といった場所に通っていない限りは一体なにから学んでいけば良いのかわからない方も多いのではないでしょうか。

 

物語の作り方に関する書籍は山ほどありますし、どれがおすすめなのかインターネットを漁ってみても、全然使い物にならない高価な本ばかりが『良書』という太鼓判を押されて売りさばかれていたりします。まぁ、『この本は読みにくかった』といった主旨の記事を書いても儲けになりませんからね。

 

そこで、今回は脚本家やシナリオライターを志望している人が実践的に使える最初の一冊としては、どれが一番役に立っているだろうと考えてみたのですが、やはり『シナリオの基礎技術』という本なのではないかと言う結論に至りました。もちろん、小説家として読んでみてもなかなか刺激的な発見を得ることができるでしょう。

 

本書を勧める理由はシンプルで、内容もさることながら1968年から版を重ねているだけでなく、著者である新井一先生の来歴に感銘を受けざるを得ないからです。

 

新井一先生というと、それまで日本に存在していなかったシナリオライター養成機関『シナリオ・センター』の創設者であり、50名以上のプロを輩出したことで有名な方です。ただ、特筆すべきはそこではなく彼自身も実際に映画脚本を300作品、ラジオやテレビドラマの脚本を2000本以上も製作しているんですよね。

 

よく勘違いされる方も多いのですが『うまい脚本を作る能力』と『脚本の書き方を教える能力』は違います。この両者が揃って始めて、指南書というのは古典並の破壊力を持つ良書になってくれることを忘れてはいけません。

 

たしかに、他にも『SAVE THE CATの法則』といった名著は色々とありますが、海外の脚本と日本ドラマの脚本というのは文化的に似て非なる部分も多いですし、雰囲気的には『シナリオの基礎技術』は教科書といった感じですね。

 

他の本はなんというか自伝形式や読み物っぽいものが多いので、体系的に職人的なスキルを身に着けたいという時には『シナリオの基礎技術』が一番良いと思います。

 

例えば、シナリオの製作中にわからなくなったところだけ索引から調べて、ヒントを得るみたいな使い方ができるでしょう。

 

ただ、悲しいかな例がちょっと古いのだけはなんとももったいなさを感じずにはいられませんでしたけどね(笑)まぁ、例文も別に読めないレベルではないと思うので、真面目に取り組みたい方であれば大丈夫でしょう。

 

『シナリオの基礎技術』のまとめ&レビュー!


かなりの良書というだけあって、ここに内容を要約してまとめ上げられるほど軽い内容ではないですが、個人的に一番印象に残ったのは「小説の書き方」との違いについてでした。

 

小説を書く場合、一般的に登場してくるのはキャラクターであって演者ではありません。しかし、脚本の場合はテレビやドラマといった舞台で、演者に動作に関する指示を出さなければなりませんから、どんな動作と感情がリンクしているかというところにメスが入ります。

 

小説だと、つい「私は夜になっても目が冴えたまま、悩みの晴れない暗闇をただみていることしかできなかった」といった風に事実として記述できてしまうので、映像で役者がどういう動きをしたかというところは、頭からすっぽり抜けがちです。

 

夜寝れない人が、ついついやってしまうことはなんでしょうか?音楽をかけることでしょうか?それとも、嫌なことを思い出してしまうのでしょうか?

 

この役者が表現したい感情を動作によって作り出す技術を『シャレード』というのですが、このシャレードを辞書としてまとめてくれている『感情類語辞典』というものまであったりします。

 

正直、小説を書いているだけの時には『感情類語辞典』って、どうやって使うんだろうと思っていたのですが、物語創作に役者というポジションが1つ加わった途端、その重要性を思い知らされることになりました(笑)

 

非常に分量が多いので、一気に読もうとするのではなくスキマ時間にちょっとずつ読んでみて、脚本やシナリオを実際に作っていて困った時に、振り返るような使い方をしてみると良いと思います。

 


 

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