カクヨム・小説家になろうで読まれない場合の対処法まとめ!
みなさん、こんばんは。創作支援サイト『作家の味方』の管理人らぴと申します(*^^*)
『カクヨム』や『小説家になろう』といった小説投稿サイトに自作小説を投稿してみたのはいいけれど、PV数も全然あがらないまま、読者がついてくれないと書く気力も削がれてしまいますよね。
というわけで、今回は『カクヨム』や『小説家になろう』で、読者を獲得するためにできる工夫について簡単にまとめて行くことにしたいと思います♪
それでは、まずは結論から!
★小説が読まれやすくなる秘訣リスト
① タイトル&あらすじを変えてみよう!
② 溜めてから放出したほうがオトク!
③ 何を書くかではなく、自分らしさを重視しよう!
④ 大衆受けを狙いたいなら主人公をベタ褒めしよう!
それでは、ここからは一つずつ解説を掘り下げて行こうと思います♪
① タイトル&あらすじを変えてみよう!
こちらについては、どんなサイトの記事や知名度の高い作家さんのツイートを見ても、みんなが書いてるので語るまでもないでしょう。
やはり、読み手であれば最初は「タイトル」や「あらすじ」、あるいは「作者名」に目を向けるのが一般的でしょう。
こういった行動は、アニメでもYOUTUBEの動画投稿でも、企業の販売戦略ですら同じようにみられるものです。実態を鑑みるに、小説だけが例外的であるという可能性は低いでしょう。
そうなると、どんな「タイトル」や「あらすじ」を書けばいいのか?という問題にぶち当たるわけですが、それについては以下の記事でまとめておきましたので、参考にしてみてください♪
▼ 読まれやすいタイトルの付け方とは?
▼ あらすじの書き方まとめ!
② 溜めてから放出したほうがオトク!
こちらは小説の投稿頻度をあげるために、小説の本文をストックしておこうという方法ですね。もちろん、毎日投稿をするという方法でもOKです。
これは『カクヨム』や『小説家になろう』だけではなく、ほとんどすべての投稿サイトについて言えることですが、新作は一時的に目立つ位置に表示される仕組みになっています。
もし読者が全員ランキングしか見てないとしたら、ランキングの順位がいつまで経っても変わらなくなってしまいますし、アマチュア小説家さんには不利に働いてしまうからですね。そういうわけで、更新頻度が高い作家さんの作品は目立つわけです。
しかし、毎日投稿が厳しいという方も多いことでしょう。なので、いっそのこと期間を絞って作品が完結したあとに、毎日投稿に見えるように更新してあげればいいというわけですね。
また、よく知られた心理学の用語として「単純接触効果」というものがあります。要するに、人は何度も触れているものに対して、愛着を湧かせやすいということですね。
こういった心理効果も相まって、ストックしてからの毎日投稿予約というのは非常に効果的に働いてくれるでしょう。この手法でも読まれないのだとしたら、本文やあらすじに問題がある可能性が高いです。
こういうと、たまに「作品が完結してから放出した時に、二話以降が読まれなかったらどうするの?」という方がいらっしゃったりします。
私の個人的な意見としては「それでもストックしたほうがいい」と思います。理由は以下の3つです。
★ストックしてでも毎日投稿をおすすめする理由
- 途中で筆を投げるより、完結させるほうが難しくスキルアップにつながるから。
- 別作品でヒットした時に、書籍化出来る可能性も残されているから。
- 読まれない原因が宣伝方法と作品自体のどちらにあるのかわかるから。
③ 何を書くかではなく、自分らしさを重視しよう!
世の中には、本当に沢山の書籍や小説がありますよね。ひと昔前では考えられないくらい気軽に、小説を読むことが出来るようになったと思います。
実際、書籍や小説を読む人の数は年々減っているようですが、ウェブ媒体の文芸作品を含めてしまえば文字を読む人の数はむしろ増えています。無料で読める質の良い作品も、かなり増えてきた印象です。
こうなってくると、従来と同じようにただ「人気の出そうな作品」を書くだけでは、もう読者を獲得できません。
そんなときに役に立ってくれるのが「作者名」、いわゆるブランド戦略というものですね。例えば、カフェに行こうと思った時、そろそろ期間限定の季節ものがありそうだしスタバにいってみよう。とまぁ、こうなるわけです。
これを小説に当てはめて考えてみると、どうでしょう?
ちょっと仕事で嫌な事があったときに読みたい小説とか、読むと商談に使えそうな知識をちょいちょい入れてくれる小説とか、ただハムスター好きのためのハムスター小説なんていうのも良いかもしれません。
このように、自分は誰に向けてどんな小説を書きたいのかということを考えておくと、作者のブランディングに繋がって、他の作品と差別化することができるようになってくるでしょう。
※ただし「私はこれが伝えたいんだ!」といったメッセージ型の小説を書こうとしている方は、一度立ち止まってエッセイではダメなのか、考えてみると良いでしょう。メッセージ型の文芸作品は、小説ではなくエッセイが主戦場だからです。→ エッセイの書き方についてはこちら!
④ 大衆受けを狙いたいなら主人公をベタ褒めしよう!
いわゆる「なろう系」が人気である理由は、ここにあるといっても過言ではないでしょう。
なろう系アンチの方からすれば「えー」と、ついつい言いたくなるかもしれませんが、ひとまず理由を述べさせてください(笑)
そもそも物語というのは、古代ギリシア演劇にそのルーツを持っていて人を説得する道具として生まれてきたものでした。
そして、アリストテレスの『弁論術』によれば、人を説得する技術として重要な要素には「人柄」というものがあります。詳細はこちらの記事を参考にしてみてください。
では、人柄を極めるためにはどうすれば良いのでしょうか。「他人とうまくやっていく」アラン&バーバラ・ピーズ(サンマーク出版)によると、人が最も関心を寄せるものは自分自身のことであるといった記載がみられます。
つまり、人は基本的にはみんな自分大好き人間なので、その人自身のことに関心を寄せてあげるとカリスマ性のある人柄を得ることが出来るということですね。
これを小説の世界で述べてしまうとうするならば、一人称視点の小説において主人公を褒めまくると物語における読者満足度は飛躍的に向上させることができるというわけです。
しかし、なにも「褒めて褒めて褒めちぎれば、それでいいだけです!」というのも、ちょっと意見としては偏りすぎかなと思います(笑)
もちろん、そういった主人公をヨイショする演出も重要ではありますが、前節で述べておいた通りそれだけでは作者名が没個性化してしまうので、ブランディングには失敗してしまうでしょう。
小説を読まれるようにする方法まとめ!
というわけで、今回もまとめです。
『カクヨム』や『小説家になろう』において、自作小説をもっと読者に読まれやすくする方法には、以下のようなものがあります。
★小説が読まれやすくなる秘訣リスト
① タイトル&あらすじを変えてみよう!
② 溜めてから放出したほうがオトク!
③ 何を書くかではなく、自分らしさを重視しよう!
④ 大衆受けを狙いたいなら主人公をベタ褒めしよう!
ちなみに、この中で一番むずかしいのは③だと思います。なぜなら、自分らしさを出しすぎると読者から抵抗を受けるんじゃないかという恐怖心が常に存在しているからです。加えて、ブランディングにはとても時間がかかります。
最初は、全く読まれなくてもブランディングを継続し続けていれば、ある所から一気にアクセス数・PV数ともに引き上げることができるようになります。
辛いこともありますが、甘い言葉にはくれぐれも騙されないで一緒に一歩ずつ積み重ねていきましょう!
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