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形式段落と意味段落の違いとは?|小説の文章における改行・段落分け方まとめ!

形式段落と意味段落の違いとは?


辞書によれば、段落とは「長い文章をいくつかのまとまった部分にわけたもの」とされているようです。

 

それでは「形式段落」と「意味段落」の意味と違いは、どういったものなのでしょうか?

 

簡単にいってしまえば、「文頭を一字下げたところから改行までのひとまとまりのこと」を形式段落といい、文章を意味によって段落にわけたものが意味段落です。※この赤字部分が一つの形式段落と呼べるものです。

 

といっても、具体例がないと中々わかりにくいですよね。例えば、以下のような5つの形式段落からなる文章があったとしましょう。

 

一段落目:Aが好きだという主張
(例:私は梨が好きだ。梨は甘いからだ)
二段落目:Aが好きだという主張の補足
(例:しかも、梨は身体に良い効果をもたらしてくれるらしい)
三段落目:Bも好きだという主張
(例:私は紅葉も好きだ。ちょっとした日常の変化を味わえるからだ)
四段落目:Bが好きだという主張の補足
(例:以前、紅葉をみていたときにこんなこと〈中略〉があった)
五段落目:AとBが好きだという結論
(例:だから、私は梨と紅葉が訪れる秋が大好きだ)

 

このとき、一段落目の主張と二段落目の主張は同じものですから、これをひとまとまりとして1つ目の意味段落と解釈します。

 

つまり、上記の文章は「梨が好きだという主張」と「紅葉が好きだという主張」と「だから、秋が好きだという結論」の3つの意味段落からなる文章となります。

 

このように、文章の形式上ひとまとまりになっている段落のことを形式段落といい、同じ主張に関する複数の形式段落をまとめて意味段落と呼ぶということですね。

 

小説の文章における改行・段落分け方まとめ!


ところで、形式段落と意味段落の意味を知ったところで、文章を書く上で役に立つことはあるのでしょうか?

 

結論からいってしまえば、文章に対して適切な段落分けをしていると、読者が「読み飛ばしても大丈夫な部分」を理解しやすくなるので、結果的に文章が読みやすくなります。

 

話をわかりやすくするために、上記の梨の例をもう少し具体的にして読みなおしてみることにしましょう。「形式段落による段落分け」と「意味段落による段落分け」で文章の読み飛ばしやすさを比較してみてください。

 

~ 形式段落による段落分けの例 ~

私は、幼いころからおばあちゃん家の食卓に時々でてくる梨が好きでした。あんなにおいしいのに、低カロリーというのだから、ついついたくさん頬張ってしまいます。

そんな魅力的な梨だけれど、どうやら整腸作用というものがあるらしく美味しいだけじゃなくて、おなかの病気を予防してくれるのだそうです。なんて素晴らしい果物なのでしょう。

秋には紅葉も訪れます。紅葉はみているだけでも綺麗だけれど、紅には気分を高揚させる効果もあるといわれていますよね。だからでしょうか、私は紅葉の季節が訪れるたびによく散歩にでかけている気がします。

以前、カナダ人の留学生にメイプルシロップをプレゼントしてもらったことがありました。メイプルシロップは、よく知られているとおり、紅葉をもたらす楓の木の樹液を用いて製造されるものです。

さすが、本場のメイプルシロップはとても美味しくて、それ以来紅葉の季節になるとメイプルシロップのあの甘い香りを思い出して幸せな気分になるのです。

そんなわけで、私にとって秋とは大好物である梨もメイプルシロップも旬な本当に素敵な季節なんです。

 

~ 意味段落による段落分けの例 ~

私は、幼いころからおばあちゃん家の食卓に時々でてくる梨が好きでした。あんなにおいしいのに、低カロリーというのだから、ついついたくさん頬張ってしまいます。そんな魅力的な梨だけれど、どうやら整腸作用というものがあるらしく美味しいだけじゃなくて、おなかの病気を予防してくれるのだそうです。なんて素晴らしい果物なのでしょう。

秋には紅葉も訪れます。紅葉はみているだけでも綺麗だけれど、紅には気分を高揚させる効果もあるといわれていますよね。だからでしょうか、私は紅葉の季節が訪れるたびによく散歩にでかけている気がします。以前、カナダ人の留学生にメイプルシロップをプレゼントしてもらったことがありました。メイプルシロップは、よく知られているとおり、紅葉をもたらす楓の木の樹液を用いて製造されるものです。さすが、本場のメイプルシロップはとても美味しくて、それ以来紅葉の季節になるとメイプルシロップのあの甘い香りを思い出して幸せな気分になるのです。

そんなわけで、私にとって秋とは大好物である梨もメイプルシロップも旬な本当に素敵な季節なんです。

 

さて、見比べてみてどちらが読みやすかったでしょうか?

 

ここでは長文になっていないので、別に読み飛ばす必要性がないのですが小説や長編のエッセイとなると、どうしても読者は途中で目を休めたいがために、読み飛ばしてしまうことがあります。

 

どうせ読み飛ばしてしまわれるのであれば、少なくとも読み飛ばしやすい段落分けにしてあげると、より読者にとってはフレンドリーな文章に仕上がってくれることでしょう。

 

よく日本語は、文末(述語)が重要な言語であると言われています。そういう理由もあってか、文頭と文末だけを読んでいくような、いわゆる流し読みをする方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

そういった方にとって、意味が同じ段落なのに一つの段落にまとまっていないと、文頭と文末を見る回数が増えてしまいますよね。

 

そうなると読者の負担も増えてしまうので、出来る限り読者への負担を軽減するという意味でも、意味段落をしっかりと付けてあげると、より読みやすい文章に仕上がってくれます。

 

ちなみに、この技術は動画製作やプレゼン資料にだって役立ちます。たまに「今日はこれこれについて話したいと思います」と冒頭に話をして、まずは動画の全体像を明記してくれている動画ってみたことありませんか?

 

こういったやり方をすれば、例えば視聴者が1つ目のパラグラフについて配信者の述べたいことを理解したとき、少し動画を飛ばして、2つ目のパラグラフに移ることができます。

 

こういった些細な気遣いの有無は、積み重なっていくと、ライバルとの大きな差となってくることでしょう!

 

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