作家の味方

創作に役立つ情報を毎週配信中!

このサイトは、執筆関連ノウハウの提供や競作企画、ツールの紹介、イベント告知などを通し、あらゆる創作活動に関わる方々を支援していくサイト『作家の味方』です!

※毎週火曜日、土曜日に更新中!!

物語を動かすキャラクターに大切な3つの設定 ~キャラに魂を込めるためにできる工夫~

物語を動かすキャラクターに大切な3つの設定 ~キャラに魂を込めるためにできる工夫~

 

物語はキャラの行動から出来ている

 

読者を釘付けにする物語を描くためには、まず物語の構造を正しく把握しておくことが大切です。とはいえ、そんなに複雑なものでもありません。

 

物語は、いくつかの場面がつらなることによってできています。

 

そして、その場面もまた『キャラクターの行動』がつらなることによってできているということは、おさえておきましょう。

 

すなわち、『物語を動かすこと』=『キャラクターの行動を作り出すこと』と言っても過言ではないのです。

 

また、これはキャラクターの行動を魅力的に描くことができれば、必然的に物語全体の動きも魅力的になっていくことを示しています。

 

そんな物語を魅力的に動かしていく上で大切な『キャラクターの行動』を生み出す3つの要素にはどんなものがあるのでしょうか、一緒にみていくことにしましょう!

 

キャラクターを動かす3つの設定

 

物語を魅力的に動かしていく設定、すなわちキャラクターを魅力的に動かす要素は主に3つあります。

 

~キャラを動かす3つの要素~

1.  キャラクターの持つエピソード 

2.  他の登場人物との人間関係   

3.キャラの叶えたい将来の夢や目標  

 

 

キャラクターの持つエピソード

 

これは私たち自身のことだと考えてみれば、わかりやすくなるのではないでしょうか。

 

私たちは当たり前のように、それぞれの生い立ちや経歴、過去の苦い経験や成功体験を持っています。

 

そして、もし過去に失敗した経験があれば再体験しそうになったときに『怖い』といった感情を抱くことができます。

 

このように、私たち人間は少なからず過去の影響を受けながら現在の行動を決めているのです。

 

それは登場人物にしてみても、同じことです。

 

小説や漫画・アニメで描かれるのは、どうしてもキャラクターにとっては人生のごく一部だけに過ぎません。

 

とはいえ、キャラクター達に存在していたはずの過去の生い立ちやエピソードを全く用意しておらず疎かにしていると、

 

キャラクターたちが振る舞う行動がもつ意図を汲み取りにくくしてしまうでしょう。

 

ただ、もし現状これらの設定をしていなくても悲観する必要はありません。

 

裏を返せば、もっとキャラクターの内心を効果的に読者に伝えることができる延び代があるともいえるのではないでしょうか。

 

『キャラクターの持つエピソード』の活用法については、もう少し具体的に次の記事で深堀しています。まだ、この話が抽象的に感じるという方は、是非ご覧ください。

 

キャラクターにエピソード記憶を持たせるメリットを有名作品から学ぼう!

 

人間関係

 

続いて、人間関係についてみていきましょう。

 

キャラクターの持つエピソードと同様に、人間関係についても現実の人間で考えてみると想像しやすいです。

 

人間というのは意識をしているかしていないかに関わらず、『初対面の人への対応』と『親しんだ友人への対応』は自然と異なってきます。

 

こういった風に、相手によって自分の行動を順応させていく性質が人間には備わっているのです。

 

例えば、毎日仲良く遊ぶようなフレンドリーな両親に対して、常にこれでもかというくらいに堅苦しい敬語を用いる子供がいたら何か不自然さを感じないでしょうか。

 

これと同じ現象がキャラクターでも発生します。それを避けるためにも、キャラクター同士に関係性を持たせておくことが大切です。

 

これは各キャラクターの設定が既にできあがっているのであれば可能です。

 

キャラクターたちがお互いに設定をみせあったとしたときに、お互いの設定に対して何を思うか想像してみると自然と関係性を生み出すことが出来るでしょう。

 

もし時間がある方は、設定をしたいキャラクターから別のキャラクターに対して『好きです』という思いを伝えさせてみてください。

 

相手によって、どのような違いを付けられるかを観察してみると、キャラが出せる見えない表情の幅が広がるでしょう。

 

また、人間関係に関する設定をうまく活用することができれば不自然さを払拭するだけではなく、キャラクター同士の内面を引きずり出しあうこともできたりします。

 

普段見ることの出来ないキャラクターの内面をあらわにする一つのきっかけとして活用すると、

 

キャラクターに深みがでてくるので作品自体のオリジナリティにもつながることでしょう。

 

将来の夢や人生における目標

 

物語を動かしてくれるもう一つの設定には、キャラクターの『将来の夢』や『人生における目標』があげられます

 

この発想自体は、ごく自然かつ恐らく誰しも思いつくのではないでしょうか。

 

夢や目標は、キャラクターに達成までの計画や苦悩といった形でエピソードを提供してくれるので活用したいところです。

 

ただ、夢や目標を設定する場合は出来る限り変わりようの無い事実を目標にしておいたほうが良いでしょう。

 

例えば、「~さんに好かれる」ということを主人公の人生の目標としてしまうと、

 

物語の最後の最後になって主人公が目標を達成したのかしてないのか、イマイチよくわからなくなってしまうことがあるからです。

 

場合によっては、作者すら混乱して物語が進むにつれてキャラクターの目標がコロコロとぶれていて感動シーンでコレジャナイ感を味わうことにもなりかねません。

 

なので、こういう場合は『結婚式を挙げる』くらい明確に出来事として目標を作っておくと良いと思います。

 

まとめ

 

キャラクターを動かし、深みのある物語を形作っていく上では、

 

『キャラクターの持つエピソード』、『人間関係』、『将来の夢や目標』の3つの設定が鍵になります。

 

また、『キャラクターの持つ過去』と『将来の夢や目標』の間に対立構造を作ることができれば、

 

心の葛藤を生み出すことも可能になるので試してみるのも良いと思います。

 

前のページへ< > 講座を修了する

目次に戻る

Return Top