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キャラクターデザインとは?~キャラクターを作り上げる三次元構成を押さえよう~

キャラクターデザインとは?~キャラクターを作り上げる三次元構成を押さえよう~

 

「キャラクターデザイン」という言葉自体は、みなさんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

 

しかし、似たような言葉として「キャラクター設定」と呼ばれるものがあります。

 

今回は、その違いを含め深みのあるキャラクターを生み出す三次元構成法について、お話していこうと思います。

 

創作キャラを作り上げる三大設定

 

◆ ビジュアル設定

ー 創作キャラクターの容姿や持ち物、似合うポーズ、喜怒哀楽時の表情などの視覚的な要素を設定したもの

◆ アイデンティティ設定

ー 創作キャラの内面的性質を設定資料として定義したもの(先天性に決まる要素が多い)

◆ 動作設定

ー 作中で創作キャラの動きを滑らかにする一連の行動パターンに関する設定

補足:動作設定の例としては、癖や一人が好きと言った行動パターンがある。また、この部分の演出次第で作品にオリジナリティや美麗さを産み出せることも。

 

 

言葉が少しばかり難しく感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、ひとつひとつ丁寧に説明していきますので、安心して読み進めてくださいね♪

 

一般的に『キャラクターデザイン』と呼ばれているものは、ビジュアル設定の部分になります。目の色や着ている洋服に関する設定、喜怒哀楽を感じた時に創作キャラがどのような表情をあらわにするのかといった設定たちがここに該当します。

 

その一方で『キャラクター設定』と呼ばれてるのは、主にアイデンティティ設定の部分になります。年齢や国籍、性別、一人称、創作キャラの置かれている状況といった設定たちが、こちらに含まれることになります。

 

そして最後に、『動作設定』の説明になります。動作設定は他の二つの設定とは大きく異なっており、物語を描き始める前に決めておく設定ではありません。

 

こちらは実際に小説や漫画で物語を描きながら、ビジュアル設定とアイデンティティ設定を元に補完されていく設定たちのことです。わかりやすくするために、具体例を挙げておきましょう。

 

『キャラクター設定』と『動作設定』の違い

 

丁度使いやすそうだったので、アニメ『ソード・アート・オンライン』のあらすじを設定ごとに色分けしてみてみました。

 

スマートフォンからだと文字に色が付いていない場合があるので、その場合は左下のメニューから高機能モードを選択してみてくださいね♪

 

~あらすじ~

 

2022年。人類はついに完全なる仮想空間を実現した。

 

VRMMORPG(仮想大規模オンラインロールプレイングゲーム)「ソードアート・オンライン」のプレイヤーの一人であるキリト。SAOの世界を満喫していた彼は、ログインした他の1万人のプレイヤーと共にゲームマスターから恐るべき託宣を聞かされる。

 

それは、ゲームをクリアすることだけが、この世界から脱出する唯一の方法であること。そして、このゲーム内でゲームオーバーは、現実世界での“死”を意味すること。

 

それが、このゲームの恐るべき全貌であった。キリトは、いち早くこのMMOの“真実”を受け入れ、パーティーを組まないソロプレイヤーとして、終わりの見えない死闘に身を投じていく……。

 

あくまで、これは『あらすじ』になるのでビジュアル設定についてはあまり言及されていません。それよりも重要なのは『キャラクター設定』と『動作設定』の違いです。

 

オレンジ色の文字になっている部分が『キャラクター設定』に該当しています。大雑把に言えば、創作キャラについての変えられようのない事実を述べている部分が多いです。

 

続いて、緑色の文字になっている部分が創作キャラの『動作設定』に該当します。こちらは物語を作っていく際に自由に動かせる設定たちですが、ある程度『キャラクター設定』に制約を受けることになっています。

 

キャラクター創作における三次元構成法とは、ある出来事が起こったときに以下の3つの設定をセットで考えておくという思考法のことです。

 

1.キャラクターが出来事に対して、どんな表情を見せるか?(ビジュアル設定)

2.実際に、その後どのような行動に出たか?(動作設定)

3.その行動を起こした原因となる価値観や哲学は何だったのか?(アイデンティティ設定)

 

つまり、アイデンティティ設定は本心や行動の原因を決めており、動作設定はアイデンティティ設定に基づいて決定した建前や実際に起こした行動(結果)を決めたものを指します。

 

近年の創作キャラクターに求められていること

 

また、これは余談ですが『キャラクターデザイン』と『キャラクター設定』については、被る部分も多いのでキッパリと分けることはできません。

 

両者の主な違いは『キャラクターデザイン』がイラストレーター向けに創られた設定手法であるに対して、『キャラクター設定』は小説家などのシナリオにも気を配る必要があるクリエイター向けの設定手法となっているところでしょう。設定の目的が違うということですね。

 

ただし、だからといって片方さえ出来ていればいいかというと、そういうわけではないので注意しておきましょう。

 

特に最近は個人レベルでも、アニメ化や漫画化・動画化・ドラマCDなどのオーディオ作品化・ゲーム作品化などがやり易い環境が整いつつあります。

 

そういった、あらゆる媒体を通してキャラクターたちが扱われることも視野にいれておかなければ、書籍としてせっかく売れたとしてもアニメ化できる機会を逃すなんてことにもつながりかねません。

 

創作キャラの設定は一度物語を動かし始めるとストーリーとも密接な関係を築くことになるので、なかなか変えるのが難しくなってしまいます。

 

したがって、キャラクターの設定については十分すぎるくらい考えておくことをおすすめします。

 

さて、『アイデンティティ設定』(キャラクター設定)の部分については、過去の記事で詳しくご紹介しているので、そちらをご覧ください。

 

> キャラクター設定を学ぶ <

 

また、ビジュアル設定(キャラクターデザイン)についても、今後コーナーを新設していく予定ですので少々お待ちください。

 

というわけで、次のページから取り扱うのは『動作設定』という部分になります。

 

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