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作家になりたい社会人のための『芸術』と『お金』の話|芸術で食べていく未来を勝ち取るためには?

作家になりたい社会人のための『芸術』と『お金』の話


みなさん、こんにちは。創作支援サイト『作家の味方』の管理人らぴ(@kazakiribana2)と申します!

 

今回は、社会人から小説家や作家(芸術家)という道を目指したいという方へ向けて、きっと人生に衝撃を与えてくれるであろう話題本をみつけてきました!

 

その上で、わたしなりに芸術家が楽しく暮らせる無理のないライフプランについて、ちょっと考察をしてきましたので、少しでも参考にしてもらえると嬉しいです(`・ω・´)ゞ





 

芸術家にこそ必要なマインドチェンジとは?


以前の記事でも「なぜ芸術でお金は稼げないのか」といった本質的な問題点や解決策を洗い出していきました。

 

読んでいないという方にもわかるようにまとめてしまえば、「自分が考える価値観」を軸にするのが芸術であって、「他人の考える価値観」を軸とするのがビジネスだから芸術とお金を両立することは難しいということです。

 

もちろん、自分の価値観でも他人の価値観でも「良い」と感じられるような作品を作ることもできるでしょうけれど、それは多数派の価値観に共感できる人達だけが商業作家として成功できるということを意味します。

 

しかし、それでは少数派(といっても多種多様な派閥を合わせれば多数派より多い人たち)は困ってしまいます。そこで必要なのが『アート思考』であり、薄利多売戦略からの脱却(=厚利少売への挑戦)だったわけです。

 

とはいえ、現場の肌感をご存知の方であれば、この「厚利少売」は既にビジネスモデルとして難航していることも事実として認識しているのではないでしょうか。

 

それもそのはず、どんなに良い作品があったとしても、多くの方が大量の蔵書の中から自分にあった作品を探しきれていない状況になってしまっているからです。YOUTUBEやTwitterから多くの人を動かす発信力がなければ、作品をみつけてすらもらえないのです。

 

その結果、作品の良し悪しだけではなく声の大きさも含めた勝負となってしまっているのです。

 

つまり、利益度外視で作品作りと宣伝の両方に全力で取り組んだ我慢バトルの勝者だけが、インフルエンサーの目に止まって拡散されてベストセラーを生み出していくことができるというわけですね。そして、今後それは更に苛烈化していくことでしょう。

 

しかし、私たちはそもそも別にそんな声の大きい人間になりたいわけじゃないですよね。もしそう思うのであれば、いよいよあなたもマインドを転換させる時期に差し掛かっているのかもしれません。

 

そんなわたし達に衝撃的なマインドチェンジをもたらしてくれるのが、いま全米で注目されている『FIRE 最強の早期リタイア術』という本でしょう。

 

FIREとは?


FIRE(Financial Independence Retire Early)とは、早期リタイア(早期退職)という意味の造語です。まぁ、かんたんに言ってしまえば「早期退職をすることで、好きなことで生きていこうぜ!」というお話ですね。

 

つまり、「芸術で稼ぐ」のではなく「いっそ芸術で稼ぐのはキッパリ諦めて、生活費や時間は投資によって生み出そう!」というスタンスの本です。まぁ、これだけだと、そこらへんにありそうな自己啓発書との差異がよくわからないですよね。

 

この本の凄いところは「いまの自分を幸福にしたい気持ち V.S. 未来の自分を幸福にしたい気持ち」に決着をつけてくれる説得力があることでしょう。

 

きっと、誰でもわかってると思うんですよ。まずは投資で儲けて、自由な時間を使って芸術活動にいそしもうだなんて。百も承知じゃないですか。

 

複利は偉大な発明だとか、こうやって計算すればいいとかなんて今の時代なら検索すればいくらでも出てきます。考え方も対して難しいわけでもありません。

 

じゃあ、それでもなぜ大半の人はそうしないのでしょうか?投資についてよくわかっていないから?時間がないから?年収が低くて、とても投資に回せるお金がないからでしょうか?

 

いえいえ、そんな問題は粗末なものに過ぎないはずでしょう。おそらく「いまの自分がやりたいこと」を未来よりも優先したいからなのではないでしょうか?

 

この本は、そういった未来より現在やりたいことを優先している人が作り出している幻想を完膚なきまでに叩き潰した上で、問題の根っこが脳の構造(ドーパミンの分泌法則)にあるとしています。そして、ドーパミンを制御するコツについてもあなたに教えてくれるでしょう。

 

FIREの主張は、おおよそ以下のとおりです(※中田敦彦さんの動画をみるとよくわかります

  1. 人は年収に関わらず『貯蓄率』を制御することによって、早期リタイアを叶えることができる。
  2. 投資への不安を打ち消す方法は、具体例と共にわかりやすい状態で提示することができる。

 

つまり、しっかりとFIREを読んだ上で実践すれば、だれにでも再現性があるとんでもない方法を提示してくれているのです。わかりやすくするために、1つ例を作ってみることにしましょう。

 

早期リタイア戦略に関する考察


仮に、あなたが毎月25万円稼いでいて生活費に20万円を使用していたとしましょう。すると、貯蓄は25-20=5万円ですよね。つまり、貯蓄率は5÷25=20%となります。

 

一方、毎月の生活費20万円を稼ぐために必要な投資元本はいくらになるでしょうか?投資信託で一番買うべきとされているのはインデックスファンドなので、それに準拠すれば年間4%ほどの利回りとなります。

 

(投資元本)×4%=20(万円)×12(ヶ月)ですから、投資元本=6,000万円ですよね。

 

したがって、6,000万円を貯めるためには『6,000万円÷(5万円×12ヶ月)=100』というわけで、元本を作るのに100年かかることになります!はい、ほぼ確実に死んでますね(笑)

 

もちろん、積立をすれば複利で速度は増すので、実際はもう少し小さくなりますが、ここでは一旦その話は置いておくことにします。

 

ここでよくよく考えて欲しいのです。『6,000万円÷(5万円×12ヶ月)=100』←この式って元を正せば以下のようにも変形できるんですよ。※上の赤字部分を6,000万円のところに代入しただけです。

 

<貯蓄に必要な年数が貯蓄率にしか依存していないことの証明>

6,000万円÷(5万円×12ヶ月)=(20万円×12ヶ月)÷(4%×5万円×12ヶ月)

=(25万円-5万円)÷(4%×25万×20%)

= (1÷4%)×{(1/20%)-1}

= 25×{(1/20%)-1}

= 25×(貯蓄率の逆数-1)←要するに、貯蓄率以外に変数がないことがわかります。

 

例えば、あなたが月30万円稼いでいて毎月10万円貯金をしていたとしたら貯蓄率は1/3ですから、上の式に代入すると早期リタイアまで50年かかる計算になります。

 

それでは、仮にこの人が10年以内に早期リタイアするために、必要な貯蓄率はどれくらいなのでしょうか?その答えは『71.4%』です。いや、言いたいことはわかります(笑)

 

ただ、早期リタイア後の生活費って下がるはずなんですよね。だって、仕事場にいく必要がないのであれば、居住費は大幅に浮かすことが出来ますよね。さらに言えば、地方によって水道光熱費はかなり変わってきますし、2万~3万くらいで一戸建て借家なんかもあったりします。

 

自由な時間もありあまってくると、自炊が苦手でも友達と協力体制を築いてみるのも良いでしょう。

 

そこで仮に、いまのあなたが毎月の生活費を18万にまで下げたとして、もしリタイア後に住居費などを更に3万ほど削ることができるのであれば(世界旅行をすると更に住居費が削減できるそうです)、どうなるのでしょうか。

 

結論から言えば、4,500万円を毎月7万円の4%複利で運用することになるので、約『30年』です。まぁ、たしかにまだ長い気がしますよね。ちなみに、若いうちにボーナスを全額突っ込んだ場合は、貯蓄率が一気に増加するため実際は『22年』程度の計算になります。

 

ここまでがFIREの話なのですが、たぶん明日から働かなくても良いよと言われても、なんだかんだみんなブログ書いたり小説書いたりして、お小遣いは稼ぐと思うんですよ。

 

人とのつながりとかを求めてボランティアに従事する方も、もっと現れてくると思うんです。となると、そもそも月2万くらいの収入を副業で稼ぐなんて、そこまで難しくないのかなと思っていたりします。

 

なので、そこまでを踏まえてみるのであれば約『18年』程度で、早期リタイアが可能になるというわけですね。

 

もちろん、転職や昇進して年収を上げることで貯蓄率をアップさせるのも良いでしょうし、あまり趣味にお金を使わないという方であれば、貯蓄率を上げてみるのも良いでしょう。海外で生活費を5万以下にしているという方の話も、意外と聞いたりします。

 

大切なポイントとしては、もしあなたがKindleからの自費出版といった趣味の副業をしつつ、給与に占める『貯蓄率』をある程度まで引き上げることさえできれば、誰だって15年またはそれ以下の時間で脱サラを達成させることができるだろうということですね。

 

まだ、心のどこかでモヤモヤしているのであれば、要約動画だけでは味わえないような頭をかち割るくらいの衝撃を『FIRE 最強の早期リタイア術』は与えてくれると思いますので、芸術の道を進みたい人であれば是非とも読んでみてほしいと思いました!

 

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