キャラクターの見た目を決めるときって、一番ワクワクする醍醐味ともいえるところですよね。ゲームでキャラメイクをし始めるとかなり長くなってしまうという方もいらっしゃるのではないでしょうか(笑)。
さて、そんなバリエーションが多くて決めるのにすごく時間がかかってしまうキャラクターの容姿を決める工程ですが、肝心なクオリティもあげていきたいですよね。
そのためには、そもそも出来る限り多くの特徴を把握しておく必要があります。とはいっても、見た目的な特徴なんて多すぎて、どこから見ていけばいいかわからないですよね。
というわけで、今回はキャラクターの特徴を200種類以上実際にコレクションしてみました!
一覧はピンタレストの方を参照していただきたいのですが、今回の調査でいろいろとキャラクターの容姿に関する特徴について、わかったことがあったので共有していきたいと思います。
見た目で目立つ特徴は大きく三種類
この表は、以前から私が集めていた容姿に個性のあると判断できる画像にひとつずつ特徴の名前を書き込んでいき、ストックしていたものをグループにまとめたものです。
こうやって、図を見返すとまずは一番大きく『人とそれに類するもの』か『それ以外』かという分岐があります。そして、その次に『服装』、『肉体的特徴』、『所持物』という三つの大カテゴリーが存在していることがわかります。
この図から、キャラクターの目立つ特徴はたった三つのカテゴリーしかない。つまり、最低限そこさえ決めてしまえていれば、あまり大きくキャラクターの見た目がぶれる問題には発展しないということがわかります。
以前ご紹介した『キャラクター設定シート』では外見的特徴二つを決めると良いとしてきました。その部分の候補になるのが『服装』、『肉体的特徴』、『所持物』の三つということです。
例えば、『服装』からはウェディングドレス(ユニフォームの類)を、『所持物』からは刀(武器の類)を、という風に選んでいく感じです。
あとは、具体的な『服装』や『所持物』、『肉体的特徴』には何があるのかを見ていくことが出来ればおしまいです。
まぁ、それもまた難しいところなのでこちらのツールを使用してみるか、このページの最後の節をご覧ください。
キャラ設定の落とし穴
キャラクターの容姿に関する設定に凝っている人ほど陥りがちな落とし穴にも注意しておきましょう。これは『服装』と『所持物』に関するものになります。
あなたの作品に登場してくるキャラクターたちの服装や所持物はシーンごとに適切に変化していますか?出来ているなら問題ないです!
素晴らしい!そういう方は、次の節で具体的にどんな服装や所持物があるのかを見てみましょう!
しかし、もし『服装』や『所持物』に変化が無く特に裏付ける理屈も無いのであれば考えた方がいいでしょう。『服装』や『所持物』はシーンごとに変わることもあるはずです。(厳密には、あったほうが読者を飽きさせ無い作品になるでしょう。)
先ほどの質問では『適切に』変化しているか?という問いにしていましたが、これは季節に合っているか?ドレスコード的にあっているのか?というところまで考えられているかということです。
もちろん、そこら辺を一切無視している有名作品も多いので好みといわれればそれまでです。キャラを読者に特定させるため、あえて固定の服装を着せるということもあるでしょう。
その場合、制服などのユニフォームを使うことで、いつも同じ服を着ている不自然さを払拭することができるようです。
『服装』、『肉体的特徴』、『所持物』の具体例
この節では、サクッと『服装』、『肉体的特徴』、『所持物』の具体例を列挙していきたいと思います。より詳しい内容についてはまた別に記事をあげようと思うので少々お待ちください!
『服装』について
まず、服装はユニフォームなのかそれ以外がいいのかを決める必要があります。ただし、ここでいうユニフォームとは制服や軍服など統一感のある洋服を指すこととします。
ユニフォームにすると、キャラ毎に別の洋服を考えるなどの手間は無くなって非常に楽にすることが出来るのがメリットですね。
ユニフォーム・・・軍服・セーラー服・制服・浴衣・アオザイ・作業服つなぎ・白衣・巫女服・修道服など
また、アニメ『ブリーチ』でもあるように、作中でオリジナルのユニフォームを考案するのも独特な世界観を演出する上でよく利用されるテクニックですので使えそうであれば使ってみるのもいいかもしれません。
もちろんユニフォーム以外にも女性が着る洋服があります。しかし、こちらは超絶バリエーションがありすぎて数を疑うほどなのでモデルになる画像を探すのが一番早いです。
以下のサイトで洋服の種類の名前を調べてからレディース洋服のサイトでモデルさんの写真をみることをおすすめします。
男性のものも一応あげておきます。
『肉体的特徴』について
こちらはゲームなどのキャラクターメイキングを用いるのが最短ルートです。最近、ニコニコ動画でおなじみの株式会社ドワンゴからリリースされた『カスタムキャスト』というアプリを使うと女性キャラはすぐに作れます。
今のところ男性キャラは『カスタムキャスト』では作成できないようです。なので、その場合は数あるゲームの中で最もキャラクタークリエイトの機能が充実しているといわれている、
セガ・サミーホールディングスの『ファンタシー・スター・オンライン2 』のキャラクタークリエイト機能を使用することをおすすめしています。
『所持品』について
・武器
シミター・蛇腹剣・巨大手裏剣・ポリカーボネート警棒・スレッジハンマー・鎖分銅・仕込み分銅・パイルバンカー・斧・熊手・弓矢・ハルバード・スナイパーライフル・レイピア・バックラー・大鎌・トンファー・槍・拳銃・アサルトライフル・ショットガン・ピストル・ハンドガン・サブマシンガン・グレネードランチャー・機関銃・小刀・レールガン・大砲・メイス・コンバットナイフ・バスターソード・太刀・チェーンソー・ロッド・スペツナズナイフ・カランビットナイフ・剣・ダガーナイフ・日本刀・小太刀・脇差・火炎放射器・グリモワール・ランス・スピアー・杖・ステッキ・唐傘・チャクラム・銃剣・マスケット銃・青龍刀・ロングソード・ツヴァイヘンダー・鞭・双剣・斬鉄剣・釘バット・ヌンチャク・スタッフ・レイオマノ・鉄扇・スティンガーミサイル・パチンコ・対物ライフル・吹き矢・スタンガン・サリッサ・薙刀・バルディッシュ・アイスピック・十徳ナイフ・バールのようなもの
・普段使っているもの&アクセサリー
煙草・通信機・眼鏡・腕時計・ヘアピン・バッグ・靴・鎖帷子・キャップ・マント・腕章・雑誌・包帯・眼帯・日傘・ピアス・チョーカー・シュシュ・ガーター・髪飾り・ミニハット・ヘッドドレス
まとめ
さて、今回の調査で外見的特徴は大きく分けて『服装』『所持品』『肉体的特徴』から成っていることがわかりました。
そこで服装や所持品、肉体的特徴などの組み合わせを考えることにしましょう。ただ正直なところ、一般文芸や映画化小説を目指すのであれば外見的特徴という項目についてはこれ以上深く考える必要はそこまで無いと思います。
なぜなら一般文芸などの作品では、そこまでキャラクターの個性を重視せず共感しやすい平凡な主人公になることが多いからです。
しかし、最近流行りのライト文芸を作るというのであれば話は変わってきます。とはいえ、「ライト文芸って何?」という方もいらっしゃると思います。
なので、次のページではライト文芸の定義からライト文芸における特徴的なキャラメイク手法までを一挙にご紹介していこうとおもいます!
ちなみに、前のページでは「小説の読みやすさ」のキーファクターとなるキャラクターの口調について使い分けの必要性も踏まえてお話していますので興味のある方はご覧ください。