今回は、キャラクター小説の作り方について。そして、そもそもキャラクター小説やキャラ文芸・ライト文芸と呼ばれているものは、どういう作品のことなのか?というところから一緒にみていきましょう!

 

まず、キャラクター小説というのは、あまりはっきりと定義が決まっていないようです。

 

しかし、特徴をあげるとすると、キャラクターが主体となっているということ。そして、作風が一般文芸とライトノベルの中間に位置している作品群のことを指すようです。

 

これだけだと、分かりにくいですよね。もっと具体的に言うと、一般文芸のように一般的な人間視点の作品ではなく、アニメのような「キャラクター」視点で物語を描くことでキャラクターの魅力を活かした作品のことを指すようです。

 

ただし、あくまでライトノベルのようにライトな内容ではなく比較的大人が楽しむようなヘビーなストーリー展開になっているものが多いということで、ライトノベルと線引きをしているようです。

 

そして、キャラクター小説とキャラクター文芸(キャラ文芸)、ライト文芸、キャラノベと呼ばれているものはすべて同じものを指しています。

 

というわけで、ここからはキャラクター小説の作り方についてお話していこうと思います。キャラクター小説は、先述の通り、キャラクターを主体とする作品です。

 

なので、キャラクター小説の作り方≒物語の主体となる魅力的なキャラクターの作り方になります。

 

また、まだキャラクター小説の意味がよくわからないという方は、この記事でのキャラクターの作り方と、以下の記事でのキャラクターの作り方の違いを見ることでヒントが得られると思うので見比べてみてくださいね♪

 

>> 世界観やテーマ、ストーリーからキャラクターを作る方法

 

キャラ文芸におけるキャラクターの作り方

 

キャラクターの作り方には、本当にいろんな方法があります。そして、この節で取り上げていくのは世界観や読者に伝えたいテーマ、ストーリーなどは一切考えずにキャラクターから作品を作るときのキャラクターの作り方になります。

 

自身の想像を膨らませることでキャラクターを設定いくのは楽しいですが、ストーリーや世界観、テーマが全く決まっていない状態で、1からオリジナルのキャラクターを作るというのは意外と高度な技術だったりします。もちろんできるに越したことはないですが。

 

そういう場合は、他の人物やキャラクターを流用するのが最も簡単かつ確実な方法になります。より具体的には、以下の三つです。

 

① 人以外から考え、擬人化することでイメージを流用する。

② 歴史上の人物や神話から名前や設定を流用する。

③ 自分の現実にいる身の回りの人の性格を流用する。

 

よく流用するだけではオリジナリティが消えてしまうのではないか?と心配される方がいらっしゃいますが、実際にこの方法で魅力的なキャラクターを生み出して大人気になっている作品もありますので、一つの方法として参考にしてみてください。

 

擬人化

 

それでは、実際に「擬人化したキャラクターから作られた作品」の事例を紹介していこうと思います!キャラクター小説の中から持ってくるのもいいですが、キャラクターに主軸を置く作品というくくりで一度広く考えてみましょう。

 

有名な作品としては、けものフレンズや艦隊コレクション、刀剣乱舞という作品が挙げられます。しかし、せっかくですしあまり知られていない名作を紹介していきますね!

 

その作品のタイトルは、『ガラスの花と壊す世界』です。この作品はアニメ映画なのですが、非常に興味深いお話になっていました。

 

さらに、絵がカントクという有名な絵師さんが描かれていることもありすごく綺麗なので、一度みることをおすすめします!さて、余談はこれくらいにして、その概要についてみていきましょう!

 

登場するキャラクターは、擬人化されたアンチウイルスソフトの二人(ドロシーとチェルシー)です。彼女達がいつも通りの生活(ウイルス除去)を行っていると、突如リモという少女が現われます。

 

そして、彼女の正体を巡って話は感動の展開を迎えていきます。この作品では、彼女の正体が物語に大きく影響を与えるキーになっているのです。

 

このように、ソフトウェアプログラムを擬人化することで、人工知能が人間を不要として死滅させた後の世界を描くことを可能にしています。

 

また、ストーリーについても彼女らのすべき役割(存在意義)が明確であり、意思とは関係なくキャラクターに動きを与えることができるという点で良い影響を与えています。

 

こうやって、キャラクターの設定がストーリーや世界観を決めていくような作品もあるので小説を描く時に参考に出来ると思います。

 

また、外見の設定時にも擬人化というのは便利なもので個性的にしようと思わなくても勝手に個性的な魅力を放ってくれたりするので、是非活用してみてくださいね!

 

神話や歴史の流用

 

さて、続いて神話や史実といった既存の物語のキャラクター設定を流用することでキャラクターを作成する方法について話していきたいと思います。

 

今回の具体例は、『いなり、こんこん、恋いろは。』にしましょう。作品の概要は、以下の通りです。

 

京都伏見に暮らす女子中学生・伏見いなりは、クラスメイトの丹波橋くんに片思いをする少し内気な女の子。ある日、助けた子狐の恩返しとして「おいなりさん」こと宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)から手違いで変身能力を授かってしまい・・・!?

 

変身能力を手に入れたいなりが、京都を舞台に繰り広げる波乱万丈恋模様! 恋に友情に悩みながらも成長していく少女のまっすぐな姿に胸打たれる、青春の全てがつまった作品となっています。

 

実際のところは定かではないので、私の憶測になってしまうのですが恋愛のストーリーの詳細な中身より先に神様と絡めようという発想があったのではないかと思います。

 

宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)をキャラクターにすることで伏見という舞台(世界観)が選ばれ、関西弁という他のキャラクターの設定にもつながっているようです。

 

このように、神様や歴史上の人物を流用することでキャラクターの特性を作りこみ、その結果でてきた世界観や設定とストーリーを絡めるように作っていくという方法も興味深いですね。

 

自分の身の回りの人の性格の流用

 

この方法についてはかなり難易度が高いと思われますので、ご参考程度にお願いします。

 

この方法はいわゆる実話を題材にした作品の「ほたるの墓」や、個性の一部をことさら強調する作品に使われてるといえるでしょう。

 

今回の具体例は、『血液型くん!』という作品です。作品の概要は、各血液型のキャラが全部で4体いて、いろんなシチュエーションで各血液型がどんな行動をするのかをおもしろおかしく描いたコメディ作品となっています。

 

こういったギャグ路線の作品では、世界観やストーリーがあまり細かく設定されていないことがよくあるので、キャラクターの設定に重きが置かれる場合も少なくないです。

 

この作品では、A型だからこういう行動をとるだろう、B型だからこういう行動をとるだろう、というキャラクターの個性から出てきた設定を主体にしながら、読者への共感を刺激することで作品の魅力を作りだしています。

 

これもキャラクター作品のひとつの形態なのではないかと思いますので、しっかり抑えておきたい方法ですね!

 

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