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【コラム】小説執筆を最大限に楽しむ方法

 

みなさん、こんにちは・こんばんわ。

作家の味方管理人のらぴ(@kazakiribana2)です。

 

この記事は、随分と久々の投稿となるのでかしこまった有益な記事というよりは、『興味深い話』程度に受け取ってくれると嬉しいです。

 

さて、本題の『小説執筆を最大限楽しむ方法』についてお話していくことにしましょう。

 

やはり小説執筆を趣味としている身としては、筆が止まるとき、どうすれば辛いこと無しに筆を再び動き出させることができるのかというところは気になりますよね。それに関しては、過去の記事でも紹介しているのですが、多くの場合、筆が止まるというのは技術的な問題(終わらせ方がわからない等)を除くと、『伝えたいことがない』という局面に最も多いと思うのです。

 

大抵の場合、人は何かを伝えたいから文章を書き始めますが、伝えるだけなら文章ではなく一文で終わらせることもできなくはないでしょう。しかし、一文で伝わるものであれば文章にする必要もまた無いのもまた事実。これについては、寓話を例に出すと打開策が見えてきます。

 

例えば、夜中になかなか寝付けないでいる子供に「寝ろ!」と言ってもなかなか寝付かないですよね。これは大人でも大差ありません。「業績を上げろ!」と一文で言われてもやる気スイッチが全開になるなんて都合のいいように人間はできていないのです。

 

ですから、物語や随筆というものが存在するのです。寝付けない子供に寝てほしいのであれば、夜起きていた少年が幽霊に攫われて両親と離れ離れになり、不幸を迎えてしまう少々ショッキングな物語を読み聞かせると良いでしょう。

 

また、社員の指揮を挙げ業績を上げたい上司も、これと同じように社員へ向けて「業績を上げろ!」と叫ぶよりも、社員が今後作り出していくであろう未来の想像図をわかりやすく魅力的に見せたり、難しいことを簡単に見せてあげたりすることで社員の指揮をあげることができると思うのです。

 

昔から小説を書いていたけど、何故か書けなくなってしまったというのには様々な理由があるでしょうが、文章を書くのが辛いというのは、便秘のようなものだと思うんです。文章を書く習慣が定着したせいか、伝えたい衝動には駆られている、もしくは読まれて感想を伝えられる快感を忘れられずにいる。その一方で、伝えたいと感じるものがない。あるいは、スムーズに自分の言葉として出てこない。そんなところでしょうか。

 

こういう状況に陥ると人は文章を書くのが楽しくなくなります。もし、こういう惨状に陥っている人がいるのであれば、一つだけ留意するだけで執筆の楽しさは飛躍的に変えられるでしょう。

 

最大限に執筆の楽しさを堪能する気があるのであれば、取材をしましょう。

 

今回、私がこの記事で言いたいことの全てはこれに尽きます。というわけで、前の話とのつながりを含めて何故、執筆を楽しむために取材が最も効果的なのかについて、もう少しだけお付き合いいただけると幸いです。

 

人間には、元来聞いた話や見た話を流布させたいという欲があります。駅前に新しい店がオープンしたとしたら、味や店内の雰囲気についての感想を言い合ったりすることは無いでしょうか。じめじめとした季節の中で、梅雨明けのニュースを聞くと「今日は梅雨明けだね」などと友達と話しているときの話題としてだすことも少なくありません。

 

つまり、「聞く」や「見る」といった後に「伝えたい」という感情が沸き起こってきているということですね。まぁ、当たり前といえば当たり前の話だと思います(笑)

 

しかし、これは小説執筆を楽しむ上で無視出来ないほどに重要です。小説を書いていると、雨の音がザーだったかサーだったのか、どう表現すれば読者に上手く伝わるかを考えることがあります。

 

ここで、どこぞのサイトや人にアドバイスを求めるのも大切ですが、例のように雨の音であれば実際に「聞く」とか「感じる」ことができます。想像も大事ですが、実体験も同じようにしておくと想像の幅が広がったり、想像との意外な差に気づくことができるようになるのです。

 

ここで、雨の動画を見て、うん「ザー」だな。と決めるのは、正直かなり勿体無いと思うのです。

 

雨の音を一つとっても、アスファルトに落ちる雨の音とグラウンドに落ちる雨の音は違います。ビルの屋上で聞く雨の音と、地下で地上から漏れ聞こえる雨の音も違います。こうやって、取材を行うと表現の幅がとても広がったり、新しい気付きに出会えるのです。

 

そして、ここからが取材のメイン効果です。この「取材」というものは、先述した「聞く」や「見る」と同じことですよね。つまり、これを元に伝えたい欲が新たに発生してくるんです。

 

こうやって、「伝えたいことができた→書き起こしてみる→どう表現しよう→取材してみる(実体験をする)→伝えたいことが増える」というループ構造を創ることができれば、執筆は滞ること無しに楽しめるのではないかと思います。

 

そして、この執筆嗜みループを実際に経験してみた数週間だったからこそ、私もこうやってふと共有してみたいなぁと思って久々に筆を執ってみた次第です。

 

さて、これを読んでいる方々からはどんな反応が返ってくるのか楽しみですね。このサイトは現在、新作小説の執筆のためしばらく更新を休止中ではありますが、復帰次第更に有益な記事を書こうと思っているので、そのときはまたお手柔らかによろしくお願いします。

 

感想とかご意見も貰えると励みになります。適当にツイート投げてくれると嬉しいです♪

 

それでは、みなさま。今日も良い執筆ライフを!

 

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