皆さん、こんばんは。小説を書くとき、キャラクターを設定したり、世界観を設定したり、何かと自分の考えている設定がありますよね。

 

しかし、一部の作品を除いて説明をだらだらと書くと読者は疲れてしまい読まれなくなってしまう危険性があります。というわけで、今回は小説の設定をさりげなく説明するためにはどんな工夫が施されているのか見ていきましょう。

 

まず、小説の設定には何があるでしょうか?思いつく限り列挙してみますね。

 

1.時代の状況設定

2.場所の状況設定

3.キャラクターの名前、性別、身体的特徴

4.キャラクターの性格

5.対象となる物や人の設定

6.動作の根拠になる設定

(キャラクターの過去設定など)

7.具体的な動作の説明

 

すなわち、「いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どんな過程で、どうしたのか」という部分になります。よく言う5W1Hの小説版ですね。いろんな小説を読んでいると、それぞれの設定ごとにはそれぞれの適切な表現方法があるようです。

 

分けて学んでいくのも一つの手でしょう。もちろん、重複して使える手法もあるので是非活用してみてください。今回は長くなると思うのでいくつかの編に分けて説明していこうと思います!

 

さて、ここからはそれぞれの設定について、どのように描写されているのか?具体的な作品から学び取って行こうと思います。今日は、私の好きなライトノベルの「ノーゲーム・ノーライフ」という作品の文章と、なろうに挙がっている作品から学び取ってきたことをまとめました。

 

1.時代の状況設定

 

歴史改変ものか、ファンタジーかで若干分かれる部分があります。

 

歴史改変ものでよく用いられるのは「時は、第二次世界大戦中」「時は大江戸」など、セクションの冒頭の文章ではっきりナレーション説明しちゃうパターンです。それに続けて、「お偉いさんの誰々が何かをする中、主人公やその住む場所はどういう状況であった。」なんていうその時代に起こった特徴的な出来事や自分の置かれた状況を短文でナレーションするといったものが目立ちました。

 

そして、江戸や大戦中などの時代設定がノンフィクションの場合では、「将軍」や「大臣」、「連合軍」などの特有な用語を使うこともできるのが強み!

 

それに対して、ファンタジー小説ではそういったナレーションによる説明をあまりしない傾向があります。これはおそらく、時代を説明できる言葉があるとリアリティが出てしまうからでしょうか。

 

ただ歴史改変もので用いられている工夫をいかして、「パソコン」、「荷車」、「赤レンガ」や「王国」などの風景描写にその時代にしかないキーワードを埋め込むことで時代の雰囲気を悟らせる方法があります。

 

したがって、ファンタジー小説においては地の文での説明はあまりないです。その代わりに、童話のように「むかしむかし、あるところに」でお馴染みの、わざとぼかす方法もあるので作品に合う方をチョイスするといいでしょう。

 

ちなみに、季節や気温、天候の説明も同様であまり飾らず地の文で直接説明しても、短文なので不自然な印象は受けないようです。

 

2.場所の状況設定

 

ファンタジー作品では、「①セクションの冒頭文章を場所説明に使う」という方法と「②冒頭にインパクトのあるシーンを持ってきた後に、地の文で場所の説明に入る。」というパターンがやはり多いようですね。

 

具体例①:エルキア王国北西部、首都「○○」、その郊外。

 

具体例②:そして、私は死んだ、のかーー?。目をあけると私はそう、空中にいた。ん?いやいやいや、嘘だろ?このままだと間違えなく死ぬんですけど!!<中略>辺りには、砂、砂、砂。大事なことなので三回言いました。見事なまでに見渡す限りの砂漠だ。

 

先ほど述べた季節や天候などと同じく、場所の説明はあまり難しい説明ではないので冒頭に地の文で入れてしまって問題はないかと思います。

 

また、心理描写が多い作品の第一話冒頭ではどうしても地の文が雰囲気をぶち壊してしまい邪魔になるということもあります。そういうときは、童話調のショートストーリーや回想シーンを冒頭に入れた後に場所の説明を地の文で入れる②の方法を取ることで回避できるようです。

 

3.キャラクターの名前、性別、身体的特徴

 

次は、キャラクターの個人情報や外見的特徴についてです。なろう作品を見ていると、個人情報については初回のみ地の文で数行説明したあと、細切れにして容姿の説明をする方法、いっそのことキャラクター設定の説明を前書きや後書きで語ってしまうという方法があるようです。

 

前回の記事(どのキャラクターの台詞か分かるようにするための工夫)でも話したのですが、台詞の連続使用は非常に文章を読みづらくしてしまいます。それを読みやすくするために地の文を合間に挟んでいくのですが、その部分に容姿の説明を挟む形をとるということですね。

 

しかし、ライトノベルを見てみると意外とそうではなかったんですよね。まず、個人情報についての地の文は思ったより結構長い。二回目の登場シーンですら『黒い目に黒い髪、目の下には人相を悪化させているクマを浮かべた青年。空・十八歳。人類種最後の国エルキアの、二人の『王』の一人。』という長さの記述になっています。

 

そのあとで、節々に地の文で名前を入れるだけで容姿の説明はあまりなかったのです。どちらかというと周りのキャラが同意するように『うなずく』などの動作だったり、『脳裏に過ぎった』などの心の動きを台詞の合間に入れている印象でした。

 

おそらく、くどくなってしまい読者が飽きるからなのでしょう。台詞続きもなくなるし、キャラ説明もできるので、台詞の合間に容姿の説明を入れたら一石二鳥なのでは?と思ってましたが、逆になくしたほうが読みやすいかもしれませんね。

 

また、読んでいて気付いたのですが主人公の登場シーンの説明と主人公以外の登場シーンの説明の仕方は違うので注意しましょう。

 

というのも、主人公以外の登場シーンは、そのキャラクターを客観的に見た特徴が多いのに比べて主人公の登場シーンでは回想や三人称視点ナレーション、または第三者(モブキャラなど)からの説明になっています。

 

そこだけは独特な別の工夫が施されているようです。今後、もう少し掘り下げて分析してみるのも面白いかもしれませんね。

 

というわけで、今回はパートを分けてしまうことになりますがまとまり次第出していきたいと思うので、お楽しみに!ご精読ありがとうございました!

 

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