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自分にあった本の探し方&小説の選び方まとめ!|読みたい本が見つからないときの対処法とは?

自分にあった本の探し方&小説の選び方まとめ!


自分にあった本(特に小説やエッセイ本)を探そうとしたとき、なかなか読みたい本が見つからなくて困ってしまうことってありませんか?

 

映像作品や漫画であれば、視覚的に雰囲気で選り分けることも難しくないですが、文字だけで勝負しているような純文学作品やエッセイ本となると、なかなかそうもいきません。

 

もちろん、Amazonの人気ランキングや文学賞の受賞作品を頼りに決めることも全然ありな選択だと思います。

 

しかし、やはり「大衆に人気のある本」と「自分にあった本」は結構違うこともありますし、年代や置かれた立場によって自分にフィットしてくれる本は異なってくるはずですよね。

 

そういったことを考えていくと、私たちの人生を大きく揺るがしてくれる運命的な作品に出会うには、まさに「奇跡」が来るのをじっと待ち望んでいることしかできないのでしょうか?

 

というわけで、思いもよらない本との運命的な出会いを、私たちが最小のコストで得るにはどうすればいいのか!?

 

今回はそんな悩みを解決すべく!熱心な読書家さん達から貴重なアドバイスを伺ってきたので、対処法をまとめていきたいと思います!





 

オムニバス小説で大航海を始めよう!


みなさんは、オムニバス小説(英: omnibus)という言葉を聞いたことはありますでしょうか?

 

アンソロジー(英:anthology)と言ったほうが、通じやすいかもしれませんね。

 

要するに、あるテーマの基で既に刊行されて人気になった作品を厳選し集めた短編集のことです。

 

通常、短編集と言えば同一の作者が書くものが多いのですが、オムニバス小説はといえば多数の有名作家さんが共著の形を取って出版されています。

 

普通に暮らしていれば、なかなか出会えない作家さんたちの文章に触れることができる良い機会となってくれることでしょう。

 

やはり恋愛と似たようなもので、好きな本に出会うためには触れている本の母数を増やすに尽きます。しかし、長編をしらみ潰しに読んでいてはキリがないのも然り。

 

それであれば、比較的はずれが少ない厳選された短編集を読むのが一番効率的だったりするのです。

 

もちろん、読みづらい文章や好みではないジャンルに遭遇することもありますが、そんなときは我慢せずに読み飛ばしてしまえばいいと思います。

 

あ、あと学生の方って朝読書の時間とか読書感想文の課題とかありません?そういうときこそ、短編集を読んでると、コスパよくめっちゃ読んでる感出せておすすめですよ(笑)





 

 おすすめのアンソロジー小説は!?


アンソロジー小説を読むというのは、ある種「自分の好き」を知るための旅をするようなものなので、ここで変に自分はこういうジャンルが好きなんだというのは少々もったいない気もします。

 

そういう意味で言えば、出来る限り「文章の書き方」も「物語の構成方法」もバラバラになっていて、著者の人気がある程度高いものを選ぶのが良いでしょう。

 

1.短編少年+短編少女+短編学校

タイトルの通り「少年」と「少女」、そして「学校」をそれぞれテーマとしたアンソロジー作品です。

 

Amazonのレビュー評判の高さもさることながら、言わずと知れた有名作家さんたちが勢揃いしているので、何から読めばいいかという方は、こちらの作品から入ってみるのも良いでしょう。

 

短編集の中でも文字数は比較的すくなく見た目も小ぶりなので、サクサク読みたい方には向いているのではないかと思います!

 



2.短編工場

さすがは、集英社文庫編集部といったところでしょうか。こちらは集英社の編集部が厳選した、精鋭中の精鋭を集めた短編集となっています。

買って損したと感じる人は、まずいない一冊でしょう。新幹線に乗るときなど、ちょっと暇になったときにもってこいといった感じがします。

 

ジャンルも複数にまたがっているので、一冊でいろんなお話を楽しむことができると思いますよ♪

 

 

3.驚愕遊園地

江戸川乱歩が中心となって設立し、現在は『日本推理作家協会』という名前になっている著名な作家団体が発行しているミステリー小説に特化したアンソロジー作品です。

 

知っている人からすれば、聞いたことがある著者名も結構含まれているのではないでしょうか。

 

お気に入りの作家さんを見つけたら、他の作品も読んでみて、どんどん新天地を開拓していきましょう!

 

4.日本SF短篇50

こちらは日本SF作家クラブから定期的に発行されている日本SF黎明期の傑作を集めたアンソロジー作品となっています。

 

過去の作家さんが想像していた未来を、いまと比較しながら読んでみるというのもなかなか感慨深いものです。

 

たとえ、いまと比較してさまざまな未来予想が外れていたとしても、もう少し先の未来を垣間見るきっかけになるかもしれませんよ!?

 

短編集にしては結構ギッシリと詰まっている印象ですし、SF作品を開拓したいなら良い羅針盤となってくれるのではないかと思います!(笑)

 

5.変愛小説集 (講談社文庫) 

ミステリー・SFと来たら、そろそろ王道から一歩踏みはずして奇想集(=奇想天外なストーリー)といってみましょう!

 

『恋愛小説集』とありますが、どちらかといえば恋愛をテーマに描かれた奇譚集に近いイメージですね。

 

海外の作家さんが描いている作品の翻訳ということもあり、日本文学に慣れ親しんでいる方にも色んな意味で衝撃をもたらしてくれるのには良い一冊だと思います♪

 

 

6.日本文学100年の名作シリーズ

リアリズムもとい、人間ドラマが読みたい気分だという方には「日本文学100年の名作」と呼ばれるアンソロジー作品のシリーズがおすすめです。

 

最近の流行りで楽しむも良し、未来に想いをはせるのも良し、ちょっと変わった世界を堪能するのも良しですが、一周まわって私たちを取り巻く現代を主観と客観という両側面から捉えなおすこともまた、私たちの人生に知恵や感情の言語化をもたらしてくれることでしょう。

 

内容的には少し蔵人向けな気がしますが、いつの時代の人気作品も山月記のように読みやすくて面白い小説というのは沢山存在しています。

 

もし「日本文学をどこから踏み込めば良さそうか?」と決めあぐねているのであれば、きっと本書が良い導入本となってくれることでしょう。

 

7.コラボレーション・アンソロジー!

最近の代表的な作品としては『9の扉』や『晴れた日は謎を追って がまくら市事件 (創元推理文庫)』があります。

 

一つ前のセクションまでは、各ジャンルの有名作家さんを一つのテーマをもとに集め束ねたような作風の短編集となっていましたが、いろんな作家さんがリレー形式で小説を描くといったコラボレーション・アンソロジーというものもあります。

 

作家さん同士の化学反応をみてみるというのも、なかなか貴重な経験だと思うので枠をもう一つ飛び越えて、新しい世界を見てみたいという方には、もっと知れ渡って欲しいものですね!(`・ω・´)b

 





 

読みたい本が見つからないときの対処法


読みたい小説が見つからないときは、取り敢えず以下の「アンソロジー作品」から入ってみると良いでしょう!

    1. 短編少年+短編少女+短編学校
    2. 短編工場
    3. 驚愕遊園地
    4. 日本SF短篇50
    5. 変愛小説集 (講談社文庫)
    6. 日本文学100年の名作シリーズ
    7. 9の扉
    8. 晴れた日は謎を追って がまくら市事件 (創元推理文庫)

 

また、参考までに他の方法についても軽く触れておくと、以下のような対策たちもあるようです。

 

◇◆◇ 読書家さんに聞いた本を探す方法 ◇◆◇

① 似たような趣味嗜好の読書友達と話す。
「ブックレコメンド」のような無料サービスを利用する。

 

最後に、せっかく読書をするのであれば「本を読むだけで稼げるバイト・読書をお金に変える方法まとめ!」の記事も参考にしてみると、作家さんにお金をちゃんと還元してあげながら読書費用も浮かせるので、一石二鳥かもしれませんね!!

 

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