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うまい小説の書き方・作り方の特徴は助詞にあり!

うまい小説の書き方・作り方の特徴は助詞にあり!

 

うまい小説の書き方・作り方の特徴は助詞にあり!

 

小説の題材となり得る良いアイデアを思いついたとしても、うまく文章にまとめるのは難しいものですよね。

 

小説を書き始めてから自分の文章力の無さを痛感した、なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

巷では様々な文章テクニックが披露されているようですが、その一つとして『正しい日本語を身に着ける』という道もあります。

 

というわけで、今回は日本語文法の中でも特に影響力が大きい『助詞の使い方』について具体的なお悩みと共に、軽くお話していこうと思います。

 

助詞『の』の連続使用

 

文章を書いていると、まず陥りがちなのが助詞『の』を何度も連続して使ってしまう状況です。

例:私近所桜並木は、とても綺麗だった。

 

このように、助詞『の』が連続で続くと、文のリズム(読みやすさ)が悪くなってしまいがちです。

 

それでは、どのような回避策があるのでしょうか?ケース別にみていきましょう。

 

ケース.1:主語を作っている場合

 

まず、助詞『の』が名詞に付いて主語を作っているケースです。

例文:桜咲く季節だ。

書き換え例:桜咲く季節だ。

⇒ 助詞『の』は『が』に置き換えよう。

 

ケース.2:名詞を修飾する場合

 

次に、助詞『の』が名詞に付いて修飾語となっているケースです。

例文:となり関くん

書き換え例:となりに居る関くん

⇒ この用法は、他の助詞には存在していないため用法のため、動詞で代用しましょう。

 

これらを用いると、冒頭の文章も以下のように書き換えることができます。

修正前:私近所桜並木は、とても綺麗だった。

修正後:私が住んでいる近所にある桜並木は、とても綺麗だった。

 

また、修飾語が多すぎるので減らすという方向でも良いでしょう。

 

修正前:私近所桜並木は、とても綺麗だった。

修正後:近所にある桜並木は、とても綺麗だった。

 

助詞『の』と『が』の使い分け方

 

また、今回は『の』⇒『が』へ助詞を置き換えるという話なので、特に問題ないのですが

 

逆に『が』⇒『の』へ助詞の置き換えをする際は、注意が必要です。

 

助詞『が』と助詞『の』の入れ替えは「が⇒の交換」と呼ばれており、実は大学でも研究対象となっています。

 

そして、龍谷大学の研究論文によると

 

① 年々『の』⇒『が』に置き換わっている傾向があること

 

② 『が』⇒『の』に置き換えるポイントは述語にあるということ

 

が述べられていました。

 

わかりにくいと思うので、少し例文で見ていくことにしましょう。

  • 例文.1:店主が帽子を買う。
  • 例文.2:店主の帽子を買う。
  • 例文.3:店主が帽子を着た姿。
  • 例文.4:店主の帽子を着た姿。

 

まず、助詞を『が』⇒『の』へ置き換えると、例文.1と例文.2のように違う意味になってしまうケースが出てきます。

 

この不自然さは『述語が動作(=買う)を表していること』に起因しているようです。

 

つまり、『語る』などの動作を表す述語があると、例文.2とおなじことが起こります。

  • 店主が帽子について語る。
  • 店主の帽子について語る。

⬆完全に、意味が変わりますよね。

 

その一方、『述語が状態(=居る街、住む街)を表す場合』は意味に違いがでません。

  • 猫が居る街
  • 猫の居る街
  • 猫が住む街
  • 猫の住む街

⬆『居る街』や『住む街』は、具体的な動作ではなく、状態を表しています。

 

このように、『が』⇒『の』に変更したい場合は述語に動作ではなく状態を表す語句を持ってくるようにしましょう。

 

変更前:その街には、わたしが居た

変更後:そこは、わたしの居た街だった

 

まとめ

 

少し難しくなってしまったと思うので、最後にまとめを残しておきますね♪

 

1.うまい小説を書きたい場合は『助詞の使い方』に注意すると改善が期待できます。

 

2.助詞『の』は連続使用しがちですが、以下の2パターンで回避できます。

(1)助詞『の』が主語を作っている場合:『が』に置き換える。

(2)助詞『の』が名詞を修飾している場合:『動詞』に置き換える。

 

3.助詞『が』を『の』に変える時は、以下をチェックしましょう。

(1)主語「○○が~」に対して、述語として『動詞』を用いている場合は助詞を変更しない。

(2)主語「○○が~」に対して、述語として『形容詞』などの状態を用いている場合は助詞を変更できるケースが多い。

 

さて、今日も創作お疲れさまです!日本語文法というと、途端に難しく感じる方や足かせに感じるという方も、いらっしゃるかもしれません。

 

しかし、文法といった『ルール』とは従うものではなく、従えて使いこなすものです。

 

低酸素運動トレーニングの合宿をするような気概で、楽しめるように構成する予定です。せっかくなので、今後もよろしくしてやってくれると嬉しいです。

 

ご精読ありがとうございました。次回もまた合いましょう!それでは!

 

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