キャラクターの要素に関する記事はよくあるのですが、個性的なキャラ・魅力的なキャラの作り方について具体的な手法を紹介している記事ってありそうでなかなか見付からないんですよね。

 

というわけで、私の経験が少しでもクリエイターのみなさまに役立つことを考えながら、より個性的のあるキャラクターを生むにはどうすればいいのか?おそらく最もメジャーな考え方で一緒に考えていきましょう。

 

個性的なキャラクター作成の基本

 

まず、創作をしていらっしゃる方々から言わせれば当たり前の話かもしれませんが、何かを創作するときって基本は、『足し算』と『引き算』の考え方が重要だと思うんですよね。

 

ん?わからないよ!という方もいらっしゃるかもしれませんが、安心してください。この後、それぞれ細かくみていきます!

 

少し話しが長くなってしまいそうなので、『引き算』の考え方については別の記事に任せることにしましょう。というわけで、今回は『足し算』について具体例を挙げながら話していきたいと思います。準備はいいですか?

 

※『引き算』については次の記事で説明しておきましたので、後で見ておくといいでしょう!

 

・より個性のあるキャラクターにする方法『引き算編』

 

足し算によるキャラクター生成の基礎

 

みなさん、幼女は好きですか?!(唐突)そして、軍人も好きですか?!私は大好きだ!というのはさておき、そんな方のために、今回取り上げる作品は『幼女戦記』というタイトルの作品にしておきました(笑)。

 

知らない方のためにも、作品の概要からご説明していきますね!

 


エリートサラリーマンだった主人公。ある日、自分がリストラを勧告した社員の逆恨みによって駅のホームから突き落とされ死亡するも、創造主を自称する「存在X」から悔悛を強要され、異世界へと転生させられてしまう。

 

そこは、小銃と魔導宝珠を友とする魔導兵が陸海空で軍の最精鋭として戦う、魔法と硝煙漂う世界だった。孤児院で赤子、ターニャ・デグレチャフ(♀)として覚醒した主人公。

 

成長した彼女は自身に備わった魔導資質と将来の展望を胸に士官学校に8歳で進学。その後、弱冠9歳にして航空魔導師として任官し激戦を潜り抜けていく。


 

さて、作品の概要は以上です。タイトルの通り、幼女と軍人を足した作品になっていますね。ただ、それだけではないことに注目して欲しいのです。

 

この作品では、「元は日本の30代のサラリーマン」、「上昇志向が強く、他者を顧みない性格」、「合理主義者」、「リアリスト」、「戦闘狂」、「白く透き通った肌を持つ金髪碧眼の幼女」、身長は140cmくらい」、「好物はコーヒー」、「禁煙者」といった様々な要素が彼女を作り上げています。

 

これが先ほど言っていた『足し算』の考え方です。つまり、個性的なキャラクターを作りたいときは、いろんな要素を蓄えて、それらを組み合わせるという考え方をベースにするとよいということです。

 

事実何かと何かを足すことによって化学反応のようなものを起こし、新たなものを生み出してきた作品は事実として少なくないでしょう。それに、この方法はみなさんも無意識のうちによくやっていると思います。

 

個性を更に出すために出来る工夫(ケース.1)

 

ここまでで、足し算を用いることでキャラクターをある程度個性的にできるということをお話しました。しかし、単純に足すだけだといまいちになる場合も考えられます。

 

そういったときに、どうすればしっくりした個性を作ることができるかという問題が発生します。この問題への対処法について、ここからはお話していこうと思います。

 

まず、想定できるひとつのケースとして、足し算をする前の素材(要素)が少なすぎることによってイマイチになってしまうケースがあります。

 

この場合の対処法は、意識的に様々な要素を手に入れることです。具体的には、既存の作品に登場する人物や実在する身の回りの人物の特徴を読み取ることが一番手っ取り早い方法のひとつと言えるでしょう。

 

つまり、キャラクターをより個性的に作りこむこと=既存の作品のキャラクター達から出来る限り要素を読み取り、それを合成していくことになります。

 

ケース.1の手法を用いる場合に留意しておくべき点

 

ただし、この手法(積極的に素材を探し、組み合わせを増やすことでしっくりする個性的なキャラを作る方法)には、ひとつ注意が必要です。既にある多数の作品のキャラクターの要素をそのまま合成したらいいでしょうか?答えはNOです。少なくともおすすめはしません。

 

理由は、いくつかあります。『一貫性の無い行動を取るキャラクターが生まれてしまうこと』や『参考にしたキャラクターがわかり易すぎてオリジナリティを損なってしますこと』、『ストーリーにおいて、属性多過で共感を導いていくことが出来なくなる危険性』などです。

 

この問題に引っかからないためにはどうすればいいでしょうか?答えはとてもシンプルです。キャラを設定したときの要素をカテゴリー別に整理して、ストーリーや世界観といったそれぞれの視点でチェックしていくステップを作るだけでいいのです。

 

少し伝えづらいので例えを用いたいと思います。例えば、先ほどの『幼女戦記』という作品の主人公であるターニャデグレチャフ。彼女は以下のような要素に整理できます。

 

  1. 名前 :ターニャデグレチャフ
  2. 性別 :女
  3. 年齢 :物語開始時点で9歳
  4. 職業 :軍人
  5. 社会的地位 :エースオブエース(エリート軍人)
  6. 信仰する宗教 :無神論者

e.t.c…

 

それでは始めに名前について、見て行きましょう。このターニャデグレチャフの名前の由来は『デグチャレフPTRD1941』という赤軍によって個人運用歩兵用対戦車火器として開発された大口径の単発式ライフルから着ているようです。

 

そして、過去にドイツ軍が大量に鹵獲していた武器だそうです。作中に出てくる軍人の姿はドイツ軍を彷彿とさせるものが多いのですが、そういった世界観の設定に対して相性の良いネーミングになっていることが伺えます。このように、リストを作って都度チェックしていけばいいのです。

 

個性を更に出すために出来る工夫(ケース.2)

 

そして、もう一つのケースとして獲得した素材が大雑把過ぎることによって、しっくりくる個性的なキャラクターを作れていないというケースも想定できます。

 

キャラクターから個性を獲得していくときは、極限まで細かく分けた後の要素を取り出してきて合成していくことにも注意が必要です。

 

例えば、「性格」といった要素同士を足し算する際、キャラの性格同士をそのまま足すのは難しいですが、性格を「おこりっぽい」や「二面性がある」といった特徴に更に細かく分解して捕らえていれば、組み合わせしやすくなるということです。

 

ここが大雑把すぎると、キャラクターの像がぼやけてしまったり、キャラクターの行動のぶれ幅が大きくなってしまうので注意してみてみるとより良いキャラメイクにつながるでしょう!

 

まとめ

 

今回のまとめです。個性的なキャラクターを作るためには、既存の作品に登場しているキャラクターのより細かい要素を読み取り、足し算を意識的にすることが大切になります。

 

そして、キャラクターの要素をリストでいつでも見れるようにすることで、キャラの一貫性を管理しやすくし、ストーリーや世界観との相性を都度チェックできるようにすることが重要だとわかりました。

 

また、アニメや漫画、ゲーム、小説、etcに登場するキャラクターが具体的に一体どんな要素を持っているのか?さらに、どんなカテゴリーに分けることができるのか?といった内容を整理した記事もキャラクター別に作成していく予定ですので乞うご期待!

 

最後まで記事を読んで頂き、ありがとうございました。興味があれば、冒頭で出た『引き算』によるキャラクター作成方法についての記事も是非見ていってくださいね。

 

・より個性のあるキャラクターにする方法『引き算編』

 

今後も出来るだけ多くの作品のキャラクターから要素を発見し、みなさんがより個性のある愛着のもてるキャラクターを作り出せることを応援しております!